【現実逃避と妄想】言いたいことをビシッと言えるようになりたい②



前回の記事↓の続きです。

【現実逃避と妄想】言いたいことをビシッと言えるようになりたい
言いたいことがはっきり言えない自分が嫌でした。なにかにつけて、ビシッと言える人はカッコいいなあ、それに比べて自分は・・・と思っていました。でも・・・。



中学生のときです。下校途中で少し先を歩く友達を見つけました。一緒に帰ろうと思い、走ってその子に近づきました。
すると、その友達は、「今、妄想してたんだ!妄想しながら一人で帰るのが好きなんだよね。楽しいよー!」というようなことを言いました。


わたしは「へえー!妄想ってどういうこと?何を想像してんの?そんなに楽しいの?」などと、あれこれ質問した記憶があります。
その友達、もしかしたら「妄想中だから一人で帰らせて」という意味で言っていたかもしれないなあ・・・と今思いました。 
同窓会がいつの日か運良く開催されて、同窓会に運良くその友達とわたしがどちらとも参加していて、運良く話すチャンスがあったら、「あのときは妄想の邪魔してごめん」と謝ろうと思いました。



・・・という、運良くの話は置いといて、あの時は妄想という言葉にピンとこなくて他人事でしたが、わたしも同じことをしていたというわけです。



たしかに、妄想は楽しいんです。

だって、 妄想の中の自分は変幻自在ですからねえ。
何だって出来るし、何だって言えるんです。

言いたいことは、躊躇わずスルスルーっと口から出てきます。
それはまるでシルクのようななめらかさ。

LUXスーパーリッチシャンプーを使ったときのようななめらかさ。
CMのさらっさらヘアーの外国人女優さんのようななめらかさ。


話している間につっかえることも、噛むこともなくスムーズに話せる自分。
それはまるで、手作りスムージーを毎朝飲んでる人のお通じレベルのスムーズさ。
『スムージー飲んでお通じもスムージー!!!』とあっちでもこっちでも言いたくなるくらいのスムーズさ。


なんです。

こんな楽しい妄想をやめる理由なんてないじゃあございませんか!


だけど・・・だけどだけど・・・



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こっちの自分が本当の自分なんだという妄想

楽しい妄想には落とし穴がありました。
それは、『本当の自分はこっち』と考えてしまうことです。

妄想の中の自分こそが本当の自分で今日うまく話せなかったのはたまたま。
そう考えることで、現実から目を背けてしまうのです。

現実の自分は、まーカッコ悪い。だから極力見たくないのですよ。
ビシッと言える人がカッコいいんだから、自分もそうでなきゃいけないんです。



本当の自分はこんなじゃない。
本当の自分はズバッと言える人。
たまたま、うまく言えなかっただけ・・・。



うーーん。。。これってつまり・・・
現実逃避じゃん?






現実逃避の先に待っているのが、妄想ワールドです。





ようこそ楽しい妄想ワールドへ♪






・・・なんて言ってる場合じゃない!!!
”Welcome妄想world” なんて書いてる場合とちゃうねん!!



私の脳裏には今、三文字の言葉が浮かんでいます。


それはずばり

中二病。


中二病とは・・・

中二病(ちゅうにびょう)とは、中学2年生頃の思春期に見られる、背伸びしがちな言動を自虐する語。転じて、思春期にありがちな自己愛に満ちた空想や嗜好などを揶揄したネットスラング。「病」という表現を含むが、実際に治療の必要とされる医学的な意味での病気、または精神疾患とは無関係である。

Wikipediaより引用



背伸びしてた!!
自分、ほんまはもっと言えるし!!って背伸びしてましたよ!!

今まで、自分には関係ないことだと思ってスルーしてましたけど、まさか自分に使うことになろうとは!
ちょうど今長男が中2なんですけど。まさか長男ではなく自分自身に言うことになろうとは・・・!!




中二病www



↑wwwも入れてみました。 より一層、中二病感が強まった気がしませんか?
中二病っていったら、当然wもセットよね♪ ですよ。
ハンバーガーには当然ポテトもセットよね♪のノリですよ。

ノッてきたので、さらに中二病感を高めてみたいと思います。


wwWwW 中二病wWWwWw




どうですか!?大文字と小文字をランダムにたくさん入れてみました!

wが全部小文字だと、きれいに刈られた芝生っぽいイメージがあります。
そんなの中二病じゃないやい!
リゾート地のゴルフ場じゃねーんだ!!
こっちは思春期真っ最中の中二やぞ!
心がささくれだつ日ばかりなんだよ!!

雑草やねん。雑草感やねん。
大事なのは 雑・草・感!

雑草を放置しておくとどうなるか・・・ボーボーだわ。
うちの周り見てみろ!雑草がボーボーなんだよ!

そろそろ草取りしなきゃあかんねん!
やい、中二の長男よ!君も手伝いたまえ!
草取りしながら君の心の雑草もお手入れしたまえ!





これ、何の話?







・・・はッ!すみません。現実逃避の話がいつの間にか、長男草取り手伝えよ話に変わってしまいました。。。いかんいかん。



っていうか・・・そうそう、中二病ですよ。これはアカンですよ。

自分、何歳やねん。何歳やと思てんねん!!




何歳だと思てんねん!!!!

アラフォーです。





言えないってそんなにダメなことなのか?


だいたい、どうしてこんなにビシッと言える人に憧れているのかって話ですよ。


憧れるのは、自分がそうじゃないからです。
ズバッと言える人が、ズバッと言える人に、いいなーなんて憧れるわきゃありません。

まぁ、「いいなー」くらいで済めばいいですけど、そうじゃない自分を嫌うところまでいってしまうと・・・うん、とりあえず自分に自信が持てないですよね。

そう。結局わたしは、ビシッと言えない自分のことを嫌っていたのです。
こんな自分は嫌だと、目を背けたいから妄想に走るのです。

ビシッと言える人は◯で、ナッヨナッヨしてる自分は✕。
元気が良い人は◯で、おなしい自分は✕です。

明るく挨拶できる人は◯で、声が小さい自分はバツなんです。
※過去記事参照↓

印象がアップする挨拶の仕方を見つけました
普段の自分の挨拶が暗い。そして挨拶しても相手に聞こえていない。なんてことが多々あります。でも大きな声を出そうとしてもなかなか出ない。そんな自分が、簡単に爽やかで明るめな挨拶をする方法を見つけました。

 

ダメって思えば思うほど、自分にも良いところがあるのにそっちに気がつけなくなるし、ダメな自分が他人からどう見られているかが気になって、人の目を気にした言動ばかりになっちゃいます。
そして気を使いすぎてぐったりと疲れちゃう・・・。


そもそも。
ビシッと言えないってそんなにダメなことなのでしょうか・・・。


ダメだと否定しているのは、他の誰でもなく自分自身。
自分で勝手に☓をつけて、こんな自分は嫌だと現実逃避をして妄想に走って、現実で人と深く関わることを避けます。そして孤独を感じる日々。

だったら、背伸びなんてしないでこの自分を受け入れて、この自分のままで人付き合いをした方がよっぽど、孤独を感じないんじゃないの?



文字でのコミュニケーションが得意な人

わたしは口頭よりも文章で伝えることの方が得意です。
初対面でいきなりぽんぽん話題が出てくることはないですが、文章だったらわりとすらすらと言葉が浮かんできます。

文章なら時間をかけて考えることができるし、間違えても相手に届く前なら修正できるから自分が落ち着いていられるんです。あわあわしやすいわたしにとって安心感のあるコミュニケーション方法です。

※自分がいかにアワアワしやすいか書いた記事↓

焦りやすくて慌てやすい自分ですが
わたしは焦りやすく慌てやすい。いつも冷静でいられたらいいのに、と思いながらもしょっちゅう焦り、しょっちゅう慌てる。人付き合いに関しては特に。

以前、セミナーの受講生さん達とLINEグループを作って、その後の変化とか疑問とか愚痴とか感じたこととか・・・なんでも書き込んでもらってやり取りをしていました。

このLINEでのやり取りで、何度も感じたことが『みなさん、文章力が高いなあ』でした。
読みやすくて、分かりやすいのです。

わたしのセミナーにはコミュニケーションが苦手なことで悩んでいて、来てくださる方がほとんどです。
そういった方はやはり直接会話をするよりもLINEや手紙で文字として気持ちや考えを伝える方が得意なのかな、って思いました。


反対に、初対面でも話題には困らない人や、人と関わることが大好き!とはっきり言えちゃう人って、わざわざ文章にして伝える方が面倒かもしれないですね。
言葉がどんどん口から溢れてくるので、それをわざわざ文字にして書くよりも、しゃべっちゃった方が早いじゃん!って感じ?
そうなったことがないので、想像ですけど・・・。



その場で自分の気持ちや考えをビシッと言う方がしっくりくる人もいれば、ゆっくり整理してから伝える方がしっくりくる人もいて。
どんな形であっても、自分がしっくりくるやり方でコミュニケーションを取れば、余計なストレスを感じずに済むわけです。だったらそうすりゃええやんか!
なにをあんた、柊先生にあこがれて、丸メガネの前髪くるんくるんのおてもやんみたいな顔してビシッとカッコいい自分を妄想してニヤついてんねん!!

 





その場ではっきり言えるから◯で、言えないから☓ではないし、いろんな自分がいるのだから、自分はこうだって決めつけないことが楽に人と付き合っていくうえで大切なことなのに、反対のことをして自分を苦しめていたことに気付いたのでした。




客観視は難しいから・・・

自分にバツをつけていたことに気付いたのは、心理セラピストのあらたさんが指摘してくださったからです。そうでなければ、いつまでも妄想の世界に入り浸って、本当は孤独で真っ暗闇の中にいるのに、自分は幸せ!って強がっていたと思います。

自分のことを客観的に見るのはすごく難しいですね。
自分では大丈夫だと思っていても、ちっとも大丈夫じゃなかった・・・なんてことが多々あります。
支えてくださる方がいること、本当にありがたいです。


あなたがもし、人付き合いが苦手で人の目がすごく気になって、疲れるし孤独だし・・・と悩んでいるのなら、まずはこういう自分なんだな、そういう一面もあるんだな、と知って受け入れるところからはじめませんか?


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