以前、『クレープが食べたい!!!』と、どんだけ自分がクレープを食べたいと思っているのかっていう、読んでいる方にとってはすこぶるどーでもいい”クレープ食べたい話”を長々と書いたことがあります。
この記事ですね
あの後、スーパーの製菓コーナーで「クレープ生地のもと」という粉を見つけました。一緒にいた次男が、作ってみたいと言うので、久しぶりにクレープを自宅で作ってみることにしました。というか、次男に作ってもらうことにしました。
粉に牛乳と卵をまぜてフライパンで焼くだけなので簡単です。ただ、次男はまだ火の扱いにびびっていて、今回もやはり、フライパンに生地を流すところまでは楽勝でしたが、片面を焼いてひっくり返すときに慌てはじめました。
早くひっくり返さないと焦げそう。
なのにうまく返すことができなくて、あああああーー!!と。
『うわ、熱い!やばい!熱いやばい熱い!! 助けてえええええーーーー!!!』
次男は助けを求めました。
その時のわたし、次男とは対象的で、まったく慌てておらず、「やばいと思ったら火を一旦消しちゃえばいいよ」と言いました。
コンロの火が消えて落ち着いた次男、冷静にクレープの皮をひっくり返すことができました。
そしてクレープができあがったのであります。
この時、わたしはふと思ったのです。
今の自分、すげー落ち着いてたな。
あせる・あわてる・みつきさゆ
はっきり言って、わたしは焦りやすいし、すぐ慌ててしまうタイプです。自分でそう思っています。
ちなみに、焦ると慌てるの意味の違いを今まで知らずに適当に使い分けていたのですが、今回違いを調べてみました。
焦る は 気持ちのことで
慌てる は 行動のことを言うそうです。
ということは、
次男がクレープを焼きながら、「やばいどーしよー焦げる焦げる!」とあたふたしていたのが”慌てている状態”で、クレープを焼く前に「焦げたらどうしよう、どうしよう、やばいやばい」とドキドキしているのが”焦っている状態”ってことですよね。
焦ると慌てるという言葉を作られたご先祖様に、適当に使っていてごめんなさい、と心の中で謝りました。これからはきっちり使い分けます。そして、周りで適当に使っている人がいたら、きっちり指摘しようと思います。
きっちり指摘するときは、せっかくなので、きっちり七三分けにして、きっちり感を出そうと思います。
というわけで話の続きですが。
あせる・あわてる・みつきさゆ
↑こんな語呂がいい焦りやすく慌てやすい自分ですが、 今回のわたしはいたって冷静でした。
どうして落ち着いていられたんだろう、ってふと思ったのです。
ここ、きっちり解明しときたいわ。焦りやすくなる場面、慌てやすくなる状況を自分できっちり分かっていたら、『あ、これは焦りやすい状況だわ』って要注意ランプを点滅させることもできそうです。
そうしたら慌てて何かミスしちゃう行動に歯止めをかけられそう。
なので、まずきっちり七三分けを整えて、準備万端にしてから、考えてみたいと思います。
冷静でいられた理由
冷静でいられた理由その1. ガスコンロ使いの魔術師だから
なんだかんだで主婦歴14年。毎日毎日、料理を作ってきました。・・・正確に言うと、作っていない日もあるけど、惣菜買ってる日もあるけど、一応、毎日作っているってことにさせてください。
毎日毎日料理を作っているってことにさせてください。しかもすごい美味しいということにさせてください。
嘘だと分かっていてもそっとしておいてあげてください。そこんとこナイーブなんで、宜しくお願いします。
毎日料理して最低でも1日1回はガスコンロを使っているとしたら 、14年間で何回使ったことになるのか…
14年×365日=5110回
おお!!主婦はじめてから5000回以上もガスコンロを使ってるんですか!! 数字にすると圧巻ですな!主婦のみなさん、わたしたちはガスコンロをめっちゃ使ってます。すごい!
家族のために自分のためにガスコンロを操るのが主婦なのです!
これはもうわたしたちは、ガスコンロ使いの魔術師と名乗っちゃっていいでしょう。
自己紹介するときは、『こんにちは。ガスコンロ使いの魔術師、みつきです!』って言っちゃっていいですよね。
主婦歴30年とか40年なんていう方であれば、『ガスコンロの使いの魔術師の中でも特に魔術師な、そんな魔術師なわたしです』って自己紹介しちゃっていいと思いますよね。
ちょっと意味不明ですけど、いや、だいぶ意味不明ですけど、この意味不明な感じが魔術師感をさらに演出してくれてる気がしますから、どんどんいっちゃいましょう!!
まあ、そうはいっても、主婦1年めからガスコンロの魔術師だったわけではありません。
過去には危険な目にもあいました。そもそもわたしは慌てやすくておっちょこちょい人間なのです。
揚げ物中に油が大爆発したり・・・火を消し忘れてたとか・・・大事に至らなくて何よりですが、背中がぞーっとする失敗も経験してきました。
でも、そういった出来事を経験しての今なので、クレープの皮が焦げそうなことくらい、もはやどーってことない事態です。
玉子焼き、何回真っ黒にしたと思てんねん。 鍋、何回焦がしたと思てんねん。
わいを誰やと思てんねん。ガスコンロ使いの魔術師やで。ちなみにIHコンロ使いの魔術師とちゃうで。IHコンロはノータッチやねん。うち、ノータッチやねん。ハイカラなもんはしらんねん。あくまでもガスやねん。
・・・ってことで。
ガスコンロを使いまくってトラブルも経験してきたので、ちょっとやそっとのハプニングでは慌てることはない。焦らない。それが今回冷静だったひとつめの理由です。
ということは、経験が浅いことや未経験のことには焦りやすくなるし、慌てやすくなる、と言えそうです。
そりゃーそうですね。未知のことって不安も感じやすいですから。
冷静だった理由その2. 相手が家族だったから
わたしが焦ったり慌てたりすることが多いと感じるのは、やっぱり、他人とのコミュニケーションにおいてです。
よくあるのは、何か質問されて必死に答えようとしているうちに、段々と自分で何を話しているのか分からなくなってきて、喋りながらやべーこれで良いのだろうか、どーしよーって焦ってしまい、どもったり早口になったりする(=慌てる)パターンです。
でも これ、家族が相手だとなりません。
ってことは、そんなに親しくない人、初対面の人、目上の人だと焦ったり慌てやすいってことです。
ちゃんとしてなくちゃ!
しっかり答えなきゃ!
ダメな人だと思われたくない!
など考えているときほど焦るし、慌ててしまう、と言えそうです。
これらはなんていうか…ちゃんとした人に見られたい、出来る人に見られたい、という見栄だと思いますが、見栄を捨てれば焦りも捨てられて、慌てずに済むということですね。
気心知れた相手だと焦ったり慌てたりしない。
はじめてで緊張している状況だとなりやすい、それが自分です。
冷静だった理由その3. クレープだったから
次男が焦げると慌てていたそのお相手はクレープ。生き物ではありませんでした。
これがもし、人間やペットが相手だったら・・・どうでしょうね。
例えば、お年寄りのお世話をしていて、次男におじいちゃんをお風呂に入れるやり方を教えていたとします。
その最中に次男が「やばい!おじいちゃんの口の中に泡が入っちゃったよ!!」と慌てている状況だったら・・・今回ほど冷静ではいられないと思います。たとえわたしが5000回お風呂に入れていたとしても、やっぱりクレープよりも慌てたと思います。
ってことは、これ失敗したら責任重大だぞ!っていうシチュエーションほど焦るし、まずい!!ってなったときに慌ててしまうんですねえ。
ふむふむ。
今回冷静に対処できたのはナゼか、そこをきっちりはっきりさせたことで、自分のパターンが見えてきました。
ですが・・・今、わたしは思っています。
これ、だいたいみんな、そーじゃね?? と。
焦ることも慌てることも、まったくない人なんていないんじゃねーのかい?
焦りやすいと思ってたけど、案外、自分、ふつーなんじゃねーのかい?
いや、まあ、落ち着いて行動出来た方がそりゃー良いですけど。
けど・・・色々書いてきて・・・
自分が焦りやすい状況って・・・多くの人がそうなんじゃないのかいっていう疑問が・・・
まあ、こういうときは焦りやすいんだ!って自分でわかっていたら、そうなる前に深呼吸するとか、ゆっくりいこう!って自分に声がけするとか、何かしら対策とれるから、いいんだけど・・・だけどさあ・・・
不思議ですねえ。
自分、すぐ焦るんだよなー とか、慌ててミスしやすいんだよなー って思いながら最初記事書いていて、そのときは身体に力が入っていたんですけど、
別にこれ、ふつーじゃね??ってさっき思ったら、身体の力が抜けていい感じにリラックスしちゃいました。
自分のこういうところがだめだ、って自分に厳しい目を向けてると、余計に焦ったり慌てたりしちゃうのかもしれませんね・・・。 まあいいか、って思ってた方が、気持ちが安定して結果的に冷静さを失わずに済むのでしょうねえ。そっかあー。
ふむふむ。
ところでわたしは今、リラックスしながら思っています。
なんだこの尻切れトンボな文章は・・・と。
これもまあいいか。
クレープは美味しかったし、ガスコンロ使いの魔術師やきっちり七三分けというナイスギャグを記事にちりばめられたし・・・これ読んでみなさん腹抱えて笑ってるだろうから・・・。
腹抱えて笑ってるってことにしとくから・・・。
そういうことにしておいてほしいから・・・。
だから・・・。
リラックスしながら終わりにしたいと思います。