人見知りさんの言語化スキル

仕事で研修を受けました。
講師は、何十年も現場で働いてきて、現在は指導者というお方。やっぱり現場を分かっている人の言葉は、違いますね。現場を知ってるから、言葉に説得力があります。
心に響きました。そして勉強になりました。何より、話がとってもおじょうず!!!

そんな講師の先生が、ちょいちょい口にしていたワードが、”言語化”です。

 

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いかに言語化できるかが大事!

私の仕事は福祉系です。利用者さん、そのご家族、行政、地域の方…様々な方と関わる中で、時には苦情が出たり、ケガや事故が起こってしまったり、監査のチェックが入ったり、といろいろあります。そんな時に、自分たちの思いを”言葉で説明・説得できる力” つまり、いかに言語化できるかがとても大事!! ということをおっしゃっていました。 


さらに、”言語化はスキルなんです” と。

例えば、実はこちら側には落ち度がなかったとしても、クレームを言われるのが怖いからという理由で、何でもかんでも謝ってしまう職員がいる場合。
どうしてクレームが怖いのか?と考えると、その人の”言語化のスキルが低い”というひとつの原因が見えてくるのだとか。

もし言葉できちんと説明できれば、こちらの思いを理解してもらえるかもしれず、クレームではなくなります。わかってもらえないこともあるかもしれないけど、でも、言えるのと言えないのとでは大違い。相手に理解してもらえたり、説得できたり、する可能性、チャンスが出てくる!


つまり、自分の言葉できちんと説明ができれば、クレームもそんなに怖くなくなるってこと。ただ怖い怖い、と謝罪を続けて平謝りしてばかりでは、いつまでたっても怖いまま。

なので、この人の課題は、”言語化するスキルを上げること” なんですよ、と。

 

私はこの話を聞いて、ほおおおおお~!!! と非常に納得しました。

ガッテンボタンが手元にあれば、間違いなく3回押してますね。ガッテンガッテンガッテン!!

 

人見知りだって同じじゃないか

私はこれまで、自分を人見知りだと思っていて、”私は人見知りです”と他人に言うことも多かったのですが、これが「うまく話ができない自分だけど許してね。」「沈黙になってもしょうがないんだよ。」という逃げになっていて、だから、言語化スキルも一向に上がらなかったんだ…!と思いました。




言語化がスキルなら、練習すれば向上するってこと。
だったら、練習した方がよくない??

いつまでも、人見知りだからと言いながら、輪に入れなかったり沈黙が続く自分を、だから自分はダメなんだ…と責める人生。
これは成長がなくて、自分が嫌いなのがずっと続くけど。

スキルを高めたいと願い、自分にできることから取り組んでいけば…。一歩二歩、時々休憩しながらも、少しずつカメの歩みで変わっていくじゃん?! その方がよくない?!



スキルを上げるといっても、いきなり高度なことにチャレンジしようとしてはダメ。そうするとまた、「あーあ、やっぱりできなかったな」と、自分を責めて終わっちゃうから。

朝の挨拶、いつもよりちょっとお腹に力を入れて、声を出してみる、とか。
相手の顔を見ながら、言ってみる、とか。 明日すぐ、できそうなことから。できたらまた次の日もやってみる。
そうして一週間が経てば、一週間前の自分よりちょっぴり変わった自分がいる。
 

 



今回の講師の先生も、とっても話が上手で、説得力があったけれど、きっと、努力の結晶なんだよね。生まれたときから身についていたものじゃあないんだよね。
いいなあ、うらやましいなあ、と思うなら、自分も努力しなさいよ、って話です。



私は、説明が下手だったり、話し方に自信がないのを、何とかしたいと思っている。
でも、何とかしたい、と思いながら、なんともしてこなかったのが、今までの私。

そろそろ、”私、人見知りなんです” っていうの、封印する時期がきたみたいだ。

代わりに、”私、もっと人と話せるようになりたくて、努力中なんです” って言いたい。 うん、こっちの方が良いね、ガッテンガッテンガッテン!!

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