ずーっと昔から憧れていたのは、「はっきり物が言える人」でした。テレビの中の、司会者だったり、ドラマの主人公だったり…。 私もあんな風にスラスラと言葉が口から出てきたらいいのに。ビシッとかっこよく言えたらいいな。遠慮しないで言いたいことが言えたらいいのに…。何度そう思ったことやら。
約2年半前に書いた記事で… 今読み直したら、いったい何が言いたいんだね? って自分でも恥ずかしくなってしまうような記事ですが、こんな風に↓、はっきり物が言える人にずー---っと憧れていたのです。
憧れる、っていうと聞こえはいいけど、要は、はっきり言えない自分がダメだって、自分と比べて、自分にダメ出しをし続けていたんですね。
ありのままの自分を受け入れることが大切だって、頭ではわかっていても、どうしても受け入れられない… どうしたって、言えない自分が嫌いなんです。
”イヤよイヤよも好きのうち” なんて諺がありますけど、私から言わせれば、”イヤよイヤよはまじでイヤ” でしたよね。
でも最近、「ああ、そうか…」と、↑この記事を書いた頃は分からなかったことに気が付き、気持ちがとても楽になったんです。
それは、私は何も、
はっきり物が言える人になりたかったわけじゃないんだな ということです。
私を分かってほしい。
私はただ、私の気持ちや考えを、他者に分かってほしかったんです。
私はこう思っているんだよね…ってことが、相手に伝われば、よかったんです。
はっきり、ビシッと言えなくたって。
「あなたは、こう思っているんだね。そうなんだね。」って、相手に分かってもらえたら、それでよかったんです。
だけど、伝わらない。伝えられない。 もどかしくて、悔しくて、情けなくて。
はっきり物が言えさえすれば…! 言えないから、ダメなんだ!!
と、言うか言わないか、の白黒思考になっていたのです。
なーんだ、そうか。そうなのか~! はっきり言える人にならなくたっていいんだよ。やんわりと言う。時間を置いて言う。手紙で言う。まずは誰かに相談する etc。
いろんな選択肢があるんだからね。
…そう、色々あるんですよ。色々な選択肢が。これを読んでいる、あなたにも!
その選択肢を見つけて、試していくことを繰り返していく中で、「はっきり物が言える人への憧れ」を手放していけるんだろうなって、思います。
〇〇さんとは、こういう関わり方が良いんだ、私はこうなんだ…が、積み重なっていくほどに、私は私のやり方がある。それでいい!って思えるんだなあって。
だけど自分一人じゃ勇気が出なかったり、自分一人じゃ思いつかないこともあるから。 一緒に探しながら、まずはあなたと私、二人で練習していこうよ!! っていう、メニューが出来ましたよ。(今まで行っていた”個人セッション”のリニューアルです。) ぜひ活用してみてくださいね!