以前、このような記事を書きました↓

三日坊主になっちゃう原因のひとつが”結果をすぐに求めすぎ”なんじゃないか…と。
この記事を書いたのが約一年前。この頃はまだ知りませんでした。わたし自身、これほどまでに、”すぐ結果を求めてしまう”ということを…。
一年前に認識していた自分は、いわば、かき氷のてっぺんにかかっている練乳部分でしたね。その下にはシロップがあり、バニラアイスもあり、小豆もあり、場合によっちゃあ、白玉団子もあったんです。まあ!ボリューミーですこと!おほほほほ。
そんなわけで、あっちでもこっちでも、”すぐ結果を求めちゃう自分”を目の当たりにしている今日この頃です。
まあ、早く結果を出そうとすることだって、良い事もあるんですよ。 頑張る原動力になって、やる気が上がって、本当に早く良い結果が出ることもあるでしょうからね。
でも、あまりにも結果にこだわりすぎるのはいかがなものか・・・と。
自分自身を振り返ると、早く結果を出そうと焦るあまり、結果が出ないと途端にやる気をなくしてしまう・・・という残念なパターンになる事がほとんどですし。
例えば、ダイエットなんかわかりやすいですよね。
体重が増えた…やばい… というときに、一瞬で体重を落としたくなるんですよね。
なので「明日からは夕ご飯抜きダイエットするぞ!」といった、極端なやり方をしがちで。
でも、そう決めたところで。
結局は、夕ご飯の時間になれば、お腹がすいてしまうので。食べちゃうんですよ。もぐもぐと。本当に、夕ご飯抜きダイエットなんぞできないのです。普通に食べちゃいます。いやむしろ、空腹をしばらく我慢していたせいで、いつもより沢山食べちゃう。
そして、食べながら「夕飯食べないって決めたのに、食べちゃってるよ…わたしは本当にダメだわ」と自分責め。
で、「あーあ、やっぱり、わたしは痩せられないんだわ。ダメだわー…」と、早々に諦めちゃう。
すぐの効果を求めなければ…。1ヶ月に1㎏痩せられれば上出来だわ、と考えたなら…。
夕ご飯を我慢する必要はないんです。 おやつを食べないようにするとか、夕食の白米は今までの半分にするとか、その程度で良いんです。
ちょっとの我慢ならそんなにストレスかからないから長く続けられて、結果、1ヶ月に1㎏やせて、2か月で2㎏やせて・・・と痩せられるかもしれないのに。
ええ、分かっているんです。分かっているのに、やめられない。こういうのんびりコースは嫌なんです。すぐ、結果がほしい。今すぐに!早く早く!の習慣が染み付いているんです。
考え方のクセを変えること
このHPでもよく書いていることなんですが、人付き合いがしんどくなってしまう考え方っていうのがあって、そういう考え方を変えていくには、けっこうな年月がかかるんです。
白黒思考を直そう!と決めたからと言って、その取り組みを始めたら、白黒思考がピタリと直る・・・なんてことはないんです。
何十年と続けてきた考え方、年月とともにだんだん強化されてきているんですもん。 その考え方を繰り返してきた期間分だけ、直していくにも時間がかかるんじゃないのかなって思うくらい、きっと、すごく時間がかかります。
ここで、すぐに結果や成果を求めるとどうなるかっていうと・・・。ダイエットと同じです。すぐに変わらない自分が嫌になるんですね。
そして、癖を直そうとすることを、やめてしまうんです。で、やらないから、年を重ねるとともに白黒思考がより強化されていくんです…。ちーん。
最初に書いたように、わたしは、自分がこんなにもすぐに結果を求めちゃう“結果・効果・スピード重視人間”だということを知りませんでした。
結果・効果・スピード重視人間・・・略して、KKSJN。(略になってないよ?)
KKSJNのイメージって、わたしの中では、バリバリの経営者とか、アスリートとか…ストイックで、実際に結果を出していて、評価されている人なので、意思が弱くて何事も続かないわたしは、そうではないと思っていました。
でも違いましたね。 結果を出していなくたって、何一つ行動していなくたって、KKSJNなんですヨ。
それにしても、どうしてKKSJN になっちゃうんだろう?と考えてみると、他人から、すごいね!って言われたい欲求が強いからじゃないかなと思います。
短期間で目標が達成できた! あっという間に大成功!
そうなれば「すごい!」って言ってもらえますからね。
でも、そもそも、なぜそれを始めようと思ったかって、他人からすごいと言ってもらうためじゃないんですよね。
例えば、白黒思考という考え方の癖を直したいのは、白黒思考で自分が生きづらいからですよ。
白か黒かで考える。良いか悪いか、敵か味方か・・・どっちか。これは人間関係のストレスも多いです。しんどいんです。
だから、その癖を直す・・・そう、自分の為に、やるのですよ。 人からすごいと言われるためじゃない。
で、自分の白黒思考が緩んだら、身近な人たちとの関係が良くなりますから、結局は、自分の為だけじゃなくて、家族の為になり、一緒に働く職場の人たちの為にもなり…幸せが広がっていく。
ダイエットも、本来は、自分の健康維持のためにするもので、
人から「ダイエット成功するなんてすごい!」「痩せて羨ましい!」と言われるためにするもんじゃあないですよね、本当は。
わたしは、人付き合いを楽にするセミナーというものをしていますが、セミナーを受けたらすぐにコミュニケーションが上手になって、人生が激変するわけじゃあないんですね。
このセミナーが一歩めで。もう一歩、もう一歩と前に進んでいくのは、日々の実践の積み重ねなんです。
わたし自身が取り組んでいるうちに、だんだん思うようになりました。思考の癖を変えていくこととは、一生のお付き合いなのね、と。
取り組むようになって、時間が過ぎていくほどに、自分の考え方が変わるのは時間がかかるものなんだ、ということを実感するようになりました。それに伴い、KKSJNな自分をまざまざと知ることになりました。
始める前から結果をすぐに出そうとして、効果を期待して、焦っちゃダメなんです。
とにかく、決めたことをやる。それを続けることなんですよ。
「なんだこんなこと、やっても意味ないじゃん!」とか考えちゃったら「いかんいかん!決めたことをとにかく続けるんだった!」と立ち戻り、余計なことは考えずに決めたことをする・・・これを繰り返すんです。
すると「あれ、もしかして、前よりもわたし、考え方が緩くなってる?!」ってふとした時に気付くんですよね。たまーーーーーに。
過去の自分との違いに、ふと気づく時がある。たまーーーーに、ですよ。 でも、これが嬉しいんです。 おお、わたしも、前より成長してるじゃん!って。
だけど、そこを最初っから期待しちゃあいけないんですね。 とにかく、決めたことを続ける事なんですね。
1人より2人 2人より3人
簡単だと思う事であっても、ひとつの事を根気よく続けていくのって大変なんですよね~…。
だから、仲間が必要なんですよ。三日坊主ですぐに匙を投げちゃう、自分と似たタイプのKKSJN仲間がね。
人のことなら冷静に見れるから、仲間が匙を投げようとしているっぽいぞ!?って気づけるんです。自分の匙投げにも気づいてもらえるんです。
一人きりじゃ、スプーン投げて、はい終わり…です。でも、仲間がいれば「おーい! 今、スプーン投げたでしょ~?! 取りに戻っておいでよ~」って、言ってもらえるし、言える。だから、続けていけるんです。

もともと、結果をすぐに求めずに、効果を期待せずに、コツコツと継続ができる人は、すぐに匙を投げちゃう人の気持ちが分からないかもしれないですね。
お勉強ができる人は、テストの点数がどう頑張っても平均点以下の人の気持ちは分からないと思います。
走るのが速い人は、かけっこでいつもビリになっちゃう人の気持ちがわからないと思います。
どうしてこんな簡単なこと、できないの?って思うから。
だから、同じような事で悩んで、同じようなところでつまづいちゃうような、そんな仲間が必要なんですね。KKSJNという癖を直そうとするのだって、KKSJN仲間と一緒の方がだんぜん改善しやすいと思うんです。
わたしの記事を読んで、「わかる!わかるよ!」って思ってくださる方は、
すぐに!
たったの〇日で!
あっという間に!
簡単!
そんな言葉につい魅力を感じてしまうのでは?! そんなあなたはとは、きっと仲間として一緒に前に進んでいけると思います。一人より、二人。二人より、三人。
生きづらい人生、一緒に、少しずつ、変えていきませんか。 仲間がいれば、途中の景色もきっと、楽しめると思うんですよね。