4,5年前でしょうかね、当時50歳くらいだったのかな…一緒に働いていた、一人暮らしの独身女性、Aさん。
毎日どことなくかったるそうで、テンション低めで、膝が痛いと言いながら、よく膝をさすっていました。
職場とアパートが近くて、徒歩10分くらいの距離だと言っていましたが、そんなに歩けないと言って、毎日、車で通勤をしていました。
Aさんを見ていて、当時、40歳前後だった私は、内心思っていました。
そんくらいの距離、歩きなさいよ。ナマケモノだな~…
私はというと、家から職場までの距離が約5キロあるのですが、せっせと自転車通勤をしていました。歩けば1時間はかかる距離です。
なので、徒歩10分のくせに、車使うの?!って思っていたんです。ついでに言うと、Aさんは独身だから自分のことだけしてればいいけど私はシンママで子どもの世話もしてるんだよ!?っていう気持ちもありました。
あれから月日が流れ…。今の私が思っていること。
歩くの、しんどいっす。
っつーか、なにもかも、しんどいっす。
Aさん、申し訳ございませんでした。
更年期がはじまって
いわゆる、更年期ですね。
更年期が、私にもやってきて、Aさんと同じ様に、今、私は毎日どことなくかったるくて、テンション低めです。わけもなく、憂鬱で、疲れやすいし、ネガティブ思考。
膝はまだ痛くないけど。
自転車通勤だって、非常にしんどく感じるお年ごろ。
先日は、休日に少しは運動しようかなと散歩に出かけたら、普段はてくてく歩ける距離のはずなのに、途中から、全身が重くなってきて歩くのがしんどくてしんどくて…。引き返してきました。
ああ、しんどーーー!!
ああしんど。アルシンド。
そんなフレーズが浮かんできた私は、昭和生まれのみつきさゆです、こんにちは。
思いやりを持つこと
何が言いたいかと言いますと、自分基準でジャッジしたらいけないね、ということです。
あの時のAさんは、更年期で体調が悪かった。
一方の私は、まだ、更年期知らずで、元気があって…。
徒歩10分を楽々歩ける私が、徒歩10分でしんどくなっちゃうAさんを「ナマケモノ」だなんていうのは間違ってる。一人暮らしだろうが子育て中だろうが、しんどいものはしんどい。
結局のところ、自分基準で良い悪いと判断するから良くないんですよね。
周りへの思いやりがないって、こういうことなんだなあと思った次第です。
更年期症状の辛さは、同じように更年期症状を経験した人にしか分からないかもしれないけど、
更年期でしんどい、という状態を「そうなんだなあ。」って想像力を働かせて、肯定することは、できるわけで。
それは、相手の立場に立ってみようとする、思いやり。やさしさ。
更年期に限らず、どんなことにも言えますね…。
さて、今日はだいぶ体調が良くて、記事を書く気力もありました。
当面の間は、”ああしんど、アルシンド”なみつきの更年期日記 になっちゃうかもしれませんが、興味がある方はお付き合いいただけたら幸いです。