凹んだ後、”いつも通り”にホッとした話

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朝、出勤途中の事でした。
私は狭くて見通しの悪い道を運転していました。そこで猛烈ア太郎に腹が立つことがありました。
狭い、そして見通しが悪い…つまりそれは、事故が起こりやすいってこと。そんな道路は、ゆっくり運転しなければいけません。 運転者の基本のキです。

しかし、向こう側からやってきたでっかい車、すごいスピードで向かってきました。こっちに。

やい、でっかい車!基本のキを知らんのかい! 
…と思う間もなく、近づいてきます。まじで、コワッ!
ギリギリセーフでぶつからずに済んだんですけど。相手はぎりっぎりまでスピードを落としませんでした。

その車には、おっさんが乗っていました。 こっちは、狭くて危険な道だってことは重々承知なので、おっさんがスピードを出して向かってきているのが分かった時点で、端っこに避けて停止して、待っていたんです。

なのにそのおっさん。通り過ぎるときに、ものすごい顔をして私を睨みつけてきたんです。

お前のせいで、ぶつかりそうになったじゃねーか!…みたいな顔で、こっちを睨みつけて、それから走り去っていったんです。 


はあああああ~?!
なんだ、あのおっさん!
うおおおーー! 腹立つ! 教習所から出直してこいや!!

 

猛烈ア太郎にむかつきましたよね。私が悪いんかい! んなわけあるかいバッキャロー!!こっちは停まってたんだ、バッキャロー! おっさんがスピード出してるから危ないんやないかい!!


腹が立つと同時に、悲しくもなりました。
あんな顔しなくたってええやん!と、落ち込みましたね。なんでしょうね、この悲しさ…。そう、前にもこんなことがあったなあ…。そうだ、これだわ。

繊細で些細な事ですぐに傷つく自分が嫌い!
あなたは、自分のことを”傷つきやすい”と思っていますか? そして、些細なことで傷ついて落ち込む自分のことを”なんでこれ位のことでこんなに落ち込んでるんだろう…自分て弱いなあ。嫌だなあ…”って思っていませんか?

そんな出来事があって、凹みながら会社に着いた私でしたが、いつものように、いつもいる方々に、『おはようございます』と言いました。 会社にいた皆さんは、やっぱり、いつものように私に『おはようございます』と言いました。

その時に、私は、とっても『ホッ』としたんです。安心感を覚えました。ああ、なんだかあったかい…!
いつも通りが、安心する。あったかい…!

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イライラする相手だって。

普段はねえ、職場の人に対して、
『なにをーこのーあほんだらー!』って、カッカとすることもあるんですよ。
『なんだ、その態度は、このやろー!』って、キッキキッキすることも、あるんですよ。
『ざけんな、こんちくしょー!』って、ウッホウッホするときも、あるんですよ。

このようにね…↓

主語がない!唐突に話し出す人にイラッ!
職場の先輩Kさんが、突如、こう話しかけてきました。美月さん!2週間、経ちました!美月さん!2週間、経ちました!・・・?美月さん!2週間、経ちました!・・・??美月さん!2週間、経ちました!・・・???・・・はい?...
他人の事ばかり気にしている詮索好きな人にイライラする
あれ?!美月さん!その服、おニューじゃない?!あれ?!美月さん!その靴、新しいよね?!あれ?!美月さん!今日は自転車じゃなくて、車で来たの?! ○○さんって、何年生まれ?わ...


仕事で毎日のように顔を合わせていて、茶飲み仲間でもあるまいし、そこには気が合う人ばっかりがいるわけじゃないので。そりゃあ色々ありますよ。 


でも。この日感じた、ホッとする気持ち…。
いつも一緒にいる人たちと会ったときに、グサッと傷ついていた私の心があたたかくなったこの気持ち…。 ああ、なんか、幸せだわ。



生意気な後輩にだって。

また別のある日。
仕事仲間の一人が、産休・育休に入ったのですが、この間、職場の近くに寄ったので…と顔を出してくれました。その方の性格を一言で言うと、『気が強い』。

喜怒哀楽もはっきりしていて、非常にわかりやすいです。
なので、仕事が忙しいとてきめんに不機嫌で、ぶっきらぼうな言動するし、なんていうか…生意気だなと、一応私は先輩なので、そう思うんですよね。

でも、こちとら”気が弱いーズ”ですから、『ああん? 生意気だぞ。おいこら気を付けやがれ。』なんて、直接そんなことは言えるはずもなく。 心の中でね。心の中だけで。極道の妻になってね、『あほんだらああーーーー!!!』と啖呵きるんですよね。”妄想極妻”は、背中から首まで、刺青入ってますよね。ヘビとバラと龍が彫られていますよね。
『あてをなめとんのかい!』と。

・・・虚しいですね。

そんなわけで、”気が強いーズ”な後輩が産休・育休に入って、これから1年以上は一緒に仕事をしなくて良いという状況になったものですから、内心喜んでいました。

ところが、約一カ月ぶりに、ふらっと顔を出した彼女に会ったら…。
あらまあ、不思議。やっぱり、ホッとした気持ちになったんです。 

仕事から離れて、穏やかな毎日を送っているのでしょうか…。後輩の表情や態度が柔らかく、母のような雰囲気を感じたからかもしれないし、会わない間に、これまでのわだかまりが薄らいでいたのかもしれないし、よく分からないけれども、私は会えて嬉しいなあと感じました。

なので、彼女に言いました。
『久しぶりに会えて、嬉しいなあ!』って。
するっと言葉にできた自分がまた、嬉しかったりもしました。

安心感は日常にある。

安心感…。それは幼いころから求めていたもの。
求めていたけど、手に入らなくて、ずっと孤独感がつきまとっていたけれど。

それが今は、日々、感じられるのです…!
日常の中で。いつもどおりの毎日の中で。

ホッとできる。安心できる。それはただ、勤務先が同じ、とか、毎日顔を合わせる…っていうだけじゃない。それだけだったら、このような安心感や嬉しさは感じられない気がする。
そこにあるのは、”仲間”という感覚でしょう。

生きていれば、腹が立ったり、悲しくなったり、落ち込んだり、情けなかったり。何もかもが嫌になって、もうどうでもいいやと投げやりになって、自暴自棄になることもある。

色々あるけれども、できるだけ私は、こっちを見ていたい。いつもの風景、いつもの暮らし…その中にある”安心”を。 そうしたらすぐに、幸せを感じられる。感謝ができる。

すごい顔をして睨んできたおっさんのおかげで。
あの”すご睨みおっさん”のおかげで、大切なことに気付けました。 すご睨みおっさんよ。今となってはありがとう。すご睨みをきかせてくれて、ありがとう。

 

ひそかに願おう。すご睨みおっさんも、日常で安心感を感じられますように…。そうして、すご睨みが変化して、穏やかな顔になりますように。 すご睨みに、幸あれ。 幸あれ、すご睨み。
そしてそして、スピードをもうちょっと落として運転してくれますように…☆彡