言いたいことがうまく伝わらないのは話下手だから?

あなたは、自分が話をしていると、相手から「何を言ってるかよくわからないんだけど…」なんて言われることはありますか?
また、『そんな事を言いたかったわけじゃないんだけどな…』と、相手にうまく伝わっていないと感じることが多いですか?

こういったことが度重なると、自分は話下手だな…と、会話に消極的になってしまったり、話しかけるときにオロオロ、びくびくしやすくなったり、コミュニケーションに自信が持てなくなってしまいません?

仲が良かったのに距離ができてしまうきっかけって、相手に理解してもらえいない、分かってもらえないっていうちょっとしたヒビが原因、なんてこともあると思うんですよね。


わたしも、「何言ってんの?」「言ってる意味がわからない」って言われることが結構あるんです。
直接言われなくても、相手の表情が「???」な困り顔になっていて、『あ。この工藤静香さんチックな表情はつまるところ、わたしの話が意味不明だと感じてらっしゃいますか??』って思うこともあります。

ちなみに、
困り顔と言えば工藤静香さんですが、

びっくり顔と言えば内山理名さん。

で、えびす顔と言えば、板東英二さん。

わたしの中では、このようになっております。 が、最近テレビで板東さんをお見掛けしたら、えびす顔って感じじゃなくなっていたので、今代わりの方を探し中です。

 

 

まあ、そんなわけでして、わたしもやはり言いたいことがうまく伝えられなくて、相手に話が伝わっていないんじゃないかと不安になることが多かったり、自分は話が下手だと思っていました。


でも。話がうまく伝わらないのって、話下手だから。そればかりじゃないんだなあーって思うようになりました。この間も、そう実感する出来事がありました。

 

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研修の講師

数か月間、仕事で、研修に参加していました。合計15回くらいの連続の研修でした。
講師はほぼ毎回、違う方だったんですけど、研修が終わる頃に感じたのが、話がすーっと入ってくる先生とそうでない先生とがいるっていうことです。 話がすーっと入ってくる先生って、わかりやすくて、聞きやすいんですが、そんな先生って話術が巧みな、通称”話術の匠”な方ももちろんいらっしゃるんですが、そればっかりじゃないぞと感じました。

それが何なのかを考えていたら、何が言いたいのか分からないと、わたしがよく言われることにつながるような発見があったんです。

 

伝わる人と伝わらない人の違い

あくまでも個人的に感じたことではありますが、話が伝わる先生って、どういう人なのかというと…


1. 表情がやわらかい
 印象に残っている先生の顏を思い浮かべると、みなさん一様ににこやかで、表情がやわらかくて、口調もやわらかいんですよね。 ある先生は、本当に楽しそうに話をしていて、わたしも聞いていてとても楽しかったんです。
この仕事が好きなんだろうなあって思って、そういう部分で親しみを感じたりもしました。

 

2. 相手と目をあわせながら話す
 話がわかりやすい先生は、話しながら受講している人たちの顔を見ていました。
 なので、わたしも何度か目が合いました。 が、わかりにくい先生は、ホワイトボードやテキストや、受講生を通り越して向こうの壁を見ながら話すことが多かったような…。 
一方通行で話している感じがしたんです。

 

3.ペースを合わせてくれる

 これは時間配分的な問題もあるんでしょうけど、受講者側にペースを合わせてくれる先生は、わりとゆったりと時間が流れている印象。 ゆったりだから聞きやすい。
でも、ちゃっちゃと進む、ペースが速い先生は、理解しにくかったように感じました。

 

4.自分の体験談を沢山話す
 わたしが特に興味を持てた内容って、その先生の体験談が絡んでいるときなんだなあと後で思いました。 授業の内容に絡めて、以前こんな事があって、わたしはこう感じたんですよね…とか、知人や家族がどうこうで…とか。 

そんな内容だと話がすーっと入ってくるし、親近感も湧くんですよね。 でも、テキストに沿ってシナリオ通りに進めていくだけだと、その先生との距離が遠く感じて、事務的で、はっきり言うと眠くてしゃーない。 お昼休み後なんて特に、眠気と戦って戦って戦って、戦いの末に敗れるのは、だいたいこんな時。

 

これらを自然とやっている先生方に共通しているのが、”緊張していない”っていうことなんですよね。いや、多少は緊張しているのかもしれないけど、ガッチガチまでは固まっていないんです。

 

緊張していない…つまり、リラックスしているから表情もやわらかいし、周りを見渡す余裕もあるし、相手の求めていることを考えるゆとりがあってペースを合わせられるんだなって思うんです。
自分の体験談などプライベートな事を話せるのもまた、気持ちにゆとりがあるからだと思います。



緊張している先生の話は、聞きにくくて分かりにくい



リラックスしている先生の話は、聞きやすくて分かりやすい

 

 

自分自身のことを振り返っても、やっぱり、緊張したり焦っている時ほど何を言ってんだか自分でもよく分からなくなることが多いなって感じます。
話の上手い、下手ばっかりじゃなくて、緊張したり、焦っていることによって落ち着いて考える余裕をなくして、まとまりのない事をしゃべってしまうんですね…。

面白く話すテクニックがなくても良い!

緊張をほぐして、焦らず、慌てず、落ち着いて話すことで、
自分は、相手が理解しやすいようにと考えながら話すことができるし、
聞いている相手は、話が聞きやすくなり、理解しやすくなり、「何を言っているか分からない」と頭がクエスチョンでいっぱいにならずに済むというわけです。


面白い話や笑える話をするためのテクニックは持っていなくても、会話中の緊張や焦りや不安を取り除くことで、相手と意思疎通ができやすくなるんです。
なので、「自分は話が下手だ」「コミュニケーションが苦手だ」と人付き合いに自信が持てない方は、緊張をほぐすこと、焦らず落ち着くことを意識してみたら良いんじゃないかと思います。

 

もちのろん、わたしも、落ち着いて話ができるようにと試行錯誤しています。
人付き合いを楽にするセミナーでも、緊張のほぐし方や、リラックスする方法についてもお伝えしていますよ。


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