何で?!
約束したのに、なんで守らないの?!
って、イラっとすること、ありませんか?
わたしはついこの間、イラっとしました。…っていうか、イラっとを通り越して
なんで??なんでやの?むきいいいいーー!!ってなりました。
明日払います!って言ったのに…
それは職場での出来事でした…。
とある備品をネット通販で購入することになりました。
お支払いは、コンビニ先払いです。
購入をすると、支払いの期限は、24日の23時59分までとのメールが届きました。
期限まで約1週間あります。余裕のよっちゃんで払えるでしょう。
これまでもコンビニ先払いでネット通販を利用することが何度かあって、そのたびにわたしが経理担当の方からお金をお預かりして、支払いに行っていました。
で、今回もそうなるだろうな、とお金をもらいに行ったところ…
Aさん
今回は私が払いに行ってきます。
とおっしゃってくださったので、支払いの期限を伝えたところ、
Aさん
明日払いに行ってきますね!
と明るいお返事がありました。
で、この件はわたしの頭の中から消え去りました。
ところが。
22日に、ネット通販業者からメールが届いていました。
お支払い期限が迫っています。 と。
わたしの頭の中からは、すでにその件は消え去っていたので、最初タイトルだけ読んだとき、振り込め詐欺メールかと思ってしまいました。
はたまた、わたしが個人的な公共料金の支払いをずっと忘れていて、しびれを切らして職場のメールに送り付けてきたのかしら、と背筋がゾゾゾっとしかけたときに、ハッと思い出しました。
振り込め詐欺でもないし、個人的な公共料金の支払い催促でもなくて、数日前に注文した備品の支払い催促メールじゃん!!
確か、先日、明日払いに行くって言ってたよねえ…? あれから何日経ってんだ…?
この時点では、別にイラっとしていません。忙しくて払いに行けないのかな、でもまだ期限はあるから大丈夫だと思っているのかもね。それか忘れてるのかもね。
心穏やかに納得しました。そして、経理担当者に支払いの催促メールが来ていたことをお知らせしました。すると
Aさん
あっ!!!! 忘れてた!!!!!
と、言いました。だよね、そうだと思ったよ。 けど、早く払ってくれないと商品が発送されないからね、早く払ってほしいんだよね。 と思いましたが、その方
今日、これから支払ってきますね!!
と言っていたので、今度は大丈夫だろうと、わたしはまた、この件のことはまた忘却の彼方へと飛んでいきました。
なんで支払わないの?
ところがどっこい。翌日…23日です。 また、支払い催促メールがきていました。
24日の23時59分までが支払い期限です。と。 明日までだよ、明日まで!とメールの文面も、さらに急かしが強まっているように感じます。
ここで「なんなの?」って思ったわけです。
昨日、『今日、これから払いに行く』って、言ったよね?!
結局、行かなかったんかい!!!
なんやねん、どういうこっちゃ!!!
また忘れた・・・?
それとも、忙しくて払いに行けなかったんかい? けどなあー。仕事帰りにチョロッとコンビニ寄って払う事だってできるよなあー…。
自分で行くって言っといてなんやそれ。わたしが払いに行ってたら、もう商品届いてたんとちゃうんかい! われ、なめとんのかええええ?!
といった、関西弁的なオラオラ口調でその方に文句を言う・・・なんてことは決してしませんが、心の中で毒づきました。 イラつきます。非常に、イライラします。
わたしは迷いました。もう一度伝えるべきか否か。
支払いのことは忘れてなくてちゃんと覚えているけど、ただ払う時間がないっていうだけの場合。
昨日の今日でまた、支払いはまだですか?なんて確認をしたら相手は良い気がしないだろうなあー。
お母さんが子どもに「早く宿題しなさい!」って言うと、子どもが「うるさいなあ!今からやろうとしてたんだよ!」ってやる気をなくすのと同じ状況になるかもしれませんねえ。
うるさいな!わかってるわい!!!何度も言うな、ばかちんがあーーー!!!
って、ちゃぶ台ひっくり返されても困る。
うううーーーむ。 しかし、期限は明日だ・・・。 期限までに支払わないと商品がキャンセルされるって書いてあるよ…。 明日払うつもりなのかなあ…? うううーむ。 今日もまた、支払いまだですよ?って言わなきゃいけないのかな…。
それにしてもイライラするのは、今日払うと言っておいて払わないっていうのを繰り返している事ですよ。
一回目、支払いを忘れたのはわかる。わたしも忘れっぽいから、人の事をあれこれ言えない。
でもさ、さすがに二回目はね。 しかも自分で、今日払うって言ったのにさ?
わたしなら、一言言うなあ。まだ払えていないけど、期日までには払うので安心してくださいって、わたしなら言うなあ。 それか、やっぱりコンビニに行く時間がないから、美月さんお願いします!ってお金を預けるなあ。
わからん・・・!この人の考えていることがわからん・・!
募る不信感…。ああイライラするぜえええええ…!
『この人はうそつき。信用ならない』というレッテルを貼り始めているわたしがいます。
そしてもう一人の自分が、やばいな…と思い始めています。
これ、過去のパターンだと、やばいパターンに突入するやつです。
ここからその人を一気に嫌いになっていくパターンです。やばいパターンです。
だめだめ、それは避けたい!
落ち着けー落ち着くんだ、自分ー!!!
…ということで、その日は何も言わずに帰ることにして、家で一連の出来事を振り返ってみました。
相手には相手の事情がある
ノートに、今日までの流れを書き出しました。
そうすると、悶々としていた気持ちが落ち着いてきて、冷静になってきました。で、相手の立場に立ってみよう、と思ったんですね。
支払いをすると言ってしていない、その事情を想像してみました。
想像して出てきたのは
1.現金を用意できないから支払いたくても支払えない。(経理の事はわたしには分からないけど、そういう事だってあるかもしれない。そして経理の話だからわたしには無関係だと思っている)
2.まじで忘れている(忘れているんだから、わたしに一言言うこともない)
3.明日払う、今日払う、と言って実行しないことが悪いことだと思っていない。言う事が変わっても期日までに払えればいい、と思っている。(だからわたしに何も言わない)
あれこれ想像していたら、わたしはしないけど、自分はそんな風に考えないけど…とか、わたしならそれはしないけど…っていうことも浮かんできて、自分と他人は考えることも行動も、全然違うんだっていう当たり前のことに気づきました。
すっかりイライラも鎮まって、相手には相手の事情があるんだな! まだ一日支払い期限が残っているんだから、明日の夕方までは何も言わずに様子を見よう。きっと、支払ってくれるさ!
という気持ちになりました。
で、翌日…。
支払い期限ぎりぎりのお支払い
朝、会社に到着してメールを確認したら。
やっぱり届いていました。「本日23:59がお支払い期限です」のメールが!
昨夜の心穏やかさが吹っ飛んで、また一瞬イラっとしてしまいましたが、「いやいや、今日の夕方までは何も言わずにいようと決めたんだ!」と冷静になりました。
そこからは、わたしも自分の仕事で忙しく働いていたので、支払いのことを思い出すことはほとんどなく、夕方になりました。 帰る時間です。
最後のメール確認!!!
メールは届いていませんでした。
今までの経験上…。
コンビニで支払いを済ませると、すぐに「入金を確認しました。発送準備に入ります」っていう内容のメールがすぐに届いていたので、何のメールもないっていうことは、多分まだ支払ってないんだわ。あと数時間だけど。タイムリミットまであとわずかだけど。払ってないんだわ。
もうイライラはしませんでした。とりあえず、夕方まで待ったし、まじで期限ぎりぎりだし、言ってもいいよね。 支払い催促メールが来てますよーって、言おう。
経理担当者さんに内線しました。出たのは別の方。で、「もう帰りましたよ」とのこと。
うっそーーーーーん!!!
帰っちゃったのかい。なんでやねん。なんでやねん。なんでやねーーーーん!!
まあね、最悪。支払い期日が過ぎて商品がキャンセルされたとしても。もう一回注文し直して、即座に支払えばいいんです。 もう二度と注文ができないわけじゃあないんです。
早いところ物が届いてほしかったし、ネットショップさんだって余計なお手間をかけてしまうし、注文した以上、期日を守って支払いをすませた方が良いっていうことであってね…。
しかし、まだ分からんぞ! 帰り際にコンビニに寄ったかもしれないし。という期待も持ちつつ、でも、もしかしたら今回の注文はダメかもな。キャンセルになるかもな、という諦めもありつつ、翌朝になりました。
でもって朝。 会社について早速メールを確認・・・と!
おおおおおおーーー!!!! メール来てる!!!
お支払いを確認しました。商品の発送準備に入りますっていうメールが来てる!!!
時間はなんと! 22時36分だって!!!
ギリギリやんか!!!ギリギリだけど、ちゃんと支払ってくれたんだね!!!!
ありがとう、ありがとう。
すごいね。この時間にコンビニに行ったの?!
ええええー わたしはないわあ。 自分と違ううううううーーー!
相手には相手の事情がある
今回の出来事で、相手には相手の事情があるし、自分とは別の考えを持っていて、別の行動をするっていうことを忘れちゃいかんな、ってすごく感じました。
「自分ならこんなことしない!言わない!」って、自分の言動を基準にして、相手の言動にイチャモンつけたり、イライラしたり、失望したり…ってことを繰り返して、相手を嫌いになっていくっていうのがわたしの過去のパターンでした。
支払いをしないままならもちろん猛烈に腹が立っていただろうし、ギリギリだったけど支払いをしてくれたっていう事に対しても、ありがたいなんてまったく思わず、「なんでギリギリなんだよ!」ってイライラしまくっていたと思います。
相手に立場に立って考えてみる、という事がすっかり抜けていたんですね。
きっと、何か事情があるんだろうな。
そう考えるだけで、相手へのイライラはすーーーっと下がっていきます。
そうして、どんな事情が考えられるんだろう?って色々な可能性を考えているうちに、「相手も大変なんだろうな」なんて配慮もできたりして。
あの人は嘘つきで信用できない人!嫌い!!
って、ならなくて本当に良かったなあって思いました。
どんな理由で支払いがぎりぎりになったのか…嫌味に聞こえてもアレなんで、そのうち軽ーく聞けるチャンスがあれば聞いてみたいです。
どうしよう。「実は、数日間、異次元の世界にワープしていたんだよね…それで支払いどころじゃなくなっちゃってさ…」なんて、興奮しながら言われちゃったらどうしよう。
『そうですか!!それは新鮮で斬新な…え?!異次元の世界っていうと、のびた君の机の引き出し…? えええ?!Aさん、ドラえもんと一緒に住んでいるんですか?!』 って聞いてみようかな。