とある月曜日の朝。
職場で「月曜日って、憂うつだよねー」っていう話を何名かでしていました。
そこでAさんが強い口調で放った一言。
仕事なんて大っきらい!!
おお、なんてストレートなんざましょ!!
よっぽどイヤなのね。
でも、そうだよね。わたしもずーーーっと仕事なんて大嫌い!って思っていたなぁ…。
仕事が大嫌いな訳
高校生になってアルバイトをはじめて…社会人になって会社員になって…
結婚・出産後にはパートを始めて… これまで複数の職場で働いてきた中で、仕事って楽しい!とかやりがいがあるなって思った記憶はないですね…。
仕事なんてしたくないけど働く理由は、お金がほしいからですよね。
それ以外の目的なんてあるわけがフナッシー。
…あ。間違えた、あるわけがなし。
日曜の午後からだんだんと憂鬱になってくる…それを巷ではサザエさん症候群なんて言いますけど、わたしもまさしくそれ。 日曜日の夕暮れ時の、あの何とも言えないどんよりとした気分。
サザエさんが始まる時間を待たずに憂うつになってました。
そして、月曜日の起床は、ため息とともに。
あーあ、やだなあ…行きたくないなあ…。あの人に会いたくない。あの仕事が嫌だ。
テンション低いまま、出勤です。
でも今はどうだろう。 大嫌いとは思わない。
いや、どっちかっていうと、楽しいぞ。
嫌なこともある。でも、嫌いじゃあない。
昔の自分と今の自分と、何が違うんだろって考えてみました。
仕事が大嫌いだった頃
働くって嫌なこと、大変なことという思い込み
親は昔から「働くって大変だ。楽な仕事なんてどこにもないし、嫌なことがあったり嫌な人がいて当たり前。」ってよく言ってました。
実際、父はすごく大変そうだったし、そのストレスでお酒をめちゃめちゃ飲んでたんじゃないかなと思います。
子どもの頃から仕事って辛いもんだと聞かされてきたし、そう見えたから「仕事=大変」「仕事=嫌なこと」っていうのは、当たり前のように信じていましたよね。
うちの親に限らず、世間一般でも、働くことは嫌なことっていうイメージが強いような…。
物事の悪い面ばかりに注目する癖
これは仕事に限ったことではなくて、日常生活全般に言えることなんですけどね…。
わたしは「物事の悪い面ばかりに注目する癖」がありました。
仕事をしていて嬉しかったことや楽しかったことや、ありがたい事は気に留めないんですが、他人に言われたむかつく言動とか失敗したことなんかにすごく注目しちゃって、そのことをずっとぐるぐると考え続けてしまうんです。
給料が安い、場所が遠い、休みが少ない…。文句ばかり。不満ばかりだったのです。
こういう癖があるってことを自分で理解したのは最近のことでして、それまで気づいてなかったので、ただただ「仕事が嫌だ」と思いながら働いていました。
そりゃあ、サザエさんが始まる前から…アッコにおまかせの時間から憂鬱になるよね…。
人との付き合い方がわからない
仕事が嫌な原因って、仕事の内容そのものよりも、人間関係の方がずっと大きかったです。
イヤミをいうお局、仕事をしない上司、何でもできる同僚、世渡り上手な後輩、セクハラまがいのお客…。
いろんな人がいる中で、どうやって人と付き合っていけばいいのかが分からなくて、傷つくのが嫌で、恥をかくのも嫌で、周りに壁を作っていました。 人に合わせて自分を出さないようにしたり、かと思えば親しい人には強気だったり…。
人付き合いでストレスがたまる一方、ストレスの解消方法がわからない。
だから限界がきて仕事を辞めるっていうことを繰り返していました。
嫌なことがあっても我慢して、耐えられなくなったら辞めてしまう自分。それは自分に忍耐力がないからだ。そう思っていました。
嫌なことに耐えられなくなったら、辞める。
それ以外の道があるなんて、まったく知らなかったし、知ろうともしていませんでした。
今働きながら感じている事
今は、楽しく働ける職場とか仕事ってあるんだなーって思うようになりました。
自分の性格に仕事の内容が合っているからとか、一緒に働く人が良い人ばっかりだから楽しいというケースだけじゃなくて、自分自身の考え方とか心持ちも影響しているんだなあって。
行きたくないな、憂うつだなって思う日はもちろんあります。
最近は、朝寒くて起きられなくて、憂うつです。
寒い中起きるしんどさに、わたしは何年経っても慣れることがありません…。
早起きを繰り返しているうちにだんだんと慣れて、さほど苦も無く起きられるようになるんじゃないですかね?
寒い日の早起きだけは、何年も何十年続けてもしんどいんですけど、どうなってるんですかね。
まあ、昔に比べたら憂うつな程度は可愛いもんです。
疲れていればネガティブになりやすくて、たまにズーンって落ち込んでしまうこともありますけどね。
以前と違って、嫌だ嫌だの一点張りではなくなったのは、仕事の人間関係とかでなんかモヤモヤしたら、そのままにしておかないようにしているからかなと思います。
腹が立ったり悲しくなったり、モヤモヤする出来事があっても、あとで振り返ると、「嫌味を言われた」とか「嫌われた」とかって勝手に思い込んでいただけだったり、自分で自分をすごく責めていたり…なんてことが多々あるんです。
あとは、家に帰ってきたときや、寝る前にこれをするとストレス解消になるなあーっていうことも、わかってきたり。
感謝できることをノートに書いたりもしています。
長い間、悪い面ばかりに注目して生きていると、良い面とか感謝できることは、意識して見ようとしないと見つけられなくて、書くと「ああ、そうだそうだ」って認識できます。
そうこうしているうちに、働けるってすごくありがたいことだなあって思う日が増えてきました。
働きたくても仕事が見つからなくて働けなかったり、倒産や解雇もある中で、こうして毎日仕事をさせてもらえて、お金をいただけるんですもんね。
そして、自分の身体が健康だから働けるので…自分にも感謝です。
悪い面を見たら、仕事なんて嫌なことばっかり、嫌いな人、苦手な人ばっかり、お客さんもむかつく、仕事の内容はつまらない。 給料が安い、福利厚生がなってない、場所が悪い、休みが少ない。自分なんかダメダメだ…と、不平不満のオンパレードです。
これでは、仕事って楽しいな♪なんて逆立ちしたって思えないですね。
あ、わたしは逆立ちができないんだった。
まあ、そこはそっとしておきましょう。
どっちにしても働かなきゃいけないならば…
嫌だろうが何だろうが、生活のためには働かなきゃいけないとしたら…。
イヤイヤ働くよりも、少しでも気分よく働けた方がいいですよね。
どんな仕事に就いても人間関係がうまくいかなかったり、ストレスが多すぎて、仕事が長く続かない…なんていう場合、忍耐力がないからだとか人付き合いが下手だからだとか…自分がダメだからって考えてしまうかもしれません。
でも、忍耐力がなくても、人付き合いが下手でも、そういう状況の中でできることってあると思うんです。
わたし自身、忍耐力はないし、コミュニケーションも苦手だけど、朝起きるのがしんどいながらも、働くことに歓びを感じたり、感謝ができるようになってきました。
今日は日曜日です。明日からまた仕事だああああーーーーー、あー嫌だなあって、憂うつになっていませんか?
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