嫌だ!と思うとそのことばかり考えてしまう

これは遺伝なんでしょうかね… わたしも、わたしの父もそうだったんですけどね…足の爪が巻いてるんですよ。巻き爪なんですよ。

ちなみに今、「パスタ、巻いてる?」のお笑い芸人さんを思い出しました。(Hi-Hiさんだ、そうだ。)が、今回はパスタじゃなくて、爪が巻いてるって話ですよね。まあ、パスタも巻きますけどね。今は主に爪を巻いていますよね。

わたしの息子もまた、爪が巻いてるんです。パスタもたまには巻いてますけど、爪も・・・爪こそ、爪ばっかり、巻いてます。巻きすぎなほどに、巻いているんです。

そういうわけで遺伝なのか、うちの家族は巻き爪が多くて、犬神家の一族ならぬ、巻き爪家の一族なんです。
で、長男がとうとう、こじらせてしまったんですよね~・・・。犬神家の騒動ならぬ、巻き爪家の騒動です。

 

たかが巻き爪。されど巻き爪。こじらせるとだいぶ厄介です。巻いた爪が皮膚との境目に突き刺さってそこからばい菌が入って膿んでしまいます。こうなるとものすごく痛いです。自力ではなかなか治らなくて、病院に行かねばなりません。今回、長男がそんな状態になってしまいました。

皮膚科でもらった薬を塗っていても、治らない…。
うちは学校との距離がだいぶあって、沢山歩くんですよね。なので親指の負担が大きい・・・というだけではなく。
毎日のように学校で誰かしらに足を踏まれているらしく。(なんで?)
そして、しょっちゅう足をぶつけたり、足に物を落としている長男。(どういうこと?)
膿んでいる部分への攻撃が多すぎだわ!

結局、数か月治らず・・・。とうとう膿んで腫れている部分を切除することになりました。プチ手術です。うわー痛い。

でも、散々攻撃されてパンパンに腫れていた親指が、プチ手術後は、数カ月ぶりにスッキリとした大人しい親指になりました。
お医者さんから、再発しやすいので気を付けてねと言われ、しばらくはあまり歩かない方が良いですね、と言われました。

そんなわけで、治るまでは極力足を使わないようにするために、学校までわたしが車で送っていくことになりました。下校は仕事があるので徒歩にしてもらっていますが、いい感じで治ってきています。

そんなわけで、今は、息子を学校付近でおろしてから、職場に向かう日々が続いています。

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はっきり言って面倒くさい。

前置きが長くなりました。書きたかったことはここからなんですよねー。いつも余計な話を書いて文章が長くなってしまうのがいけないところ。さっ!話を先に進めるわよ、ジョン!(誰?)

見出しどおり・・・なのですが。はっきり言って、面倒くさいんですよ。朝、学校まで送っていくことが。

息子の学校とわたしの職場は、正反対の場所にあるんです。職場までの通り道なら気軽に送っていってやれるんですが。逆方向。しかも学校までの道のりは道幅が狭くてとても運転しづらいんですよね。今の時期は雪が降ったり、道が凍っていることも多いので、怖さも倍増ですよ。わたしは運転が得意ではありません。ただでさえ緊張するっていうのに、朝のラッシュ時で混んでいる!やだよー。

仕事に行く前って、やや緊張しているもんなんですね。休日の朝と比べたら、ピリッとスパイスが効いている感じ。そんなスパイス緊張感が、送迎が加わったことによってさらに高まっている・・・。
狭い道を運転していて、対向車とコツン!とミラーがぶつかったことがあるので、それも若干トラウマになっているかも。くっそー!あのときのスピード狂めえええ!

【なんてツイてない!】ネガティブ満載の頭の中
あなたはご自身が普段どんなことを頭の中で呟いているか、意識してみたことはありますか?それによって気分が違い、人への接し方も違ってくるんですよね。


送迎が面倒くさい。ああ、嫌だ・・・。ため息まじりの朝が続きました。

でも…。

息子とのほんわかなひと時

息子が嬉しそうなんですよね。車での登校が。
中学生になってからはだいぶ無口になって、思春期真っ最中の長男。
台風だとか大雨だとか天候が悪い日に「送っていこうか?」と聞いても決まって「いや、いい。」と歩いて登校していた長男。
それが今回は、嬉しそう。「明日も、朝乗せてくれる?」と聞いてきます。そんな姿を見て、わたしもまた、なんだか嬉しい。

別れ際に「バイバイ」って車から降りて歩いていく息子の姿を見ていると、なんだかほんわかするんです。なんだかよくわかりませんが、ほっこりした気持ちです。
こんな事ができる日も、もう数えるほどしかないのかもなあ~・・・なんて考えたりもして。

面倒臭いことは確かだし、緊張もしています。だけど・・・・悪くない。うん、悪くないだろう。

急いでメイクをして、髪をツンツンにして、ぺこぱの松陰寺さんになりきって、言いたくなります。

悪くないだろう。

自分の事ばかり考えていたあの頃

今から10年近く前…。長男が小学2年生の時のことを思い出しました。あれは、サッカースクールに入っていた時の事。

友達に誘われて入ったサッカースクール。練習は平日に3日くらいあって、夜9時を過ぎての帰宅…。土日も試合だの練習だのでほぼ毎週あって、保護者に回ってくる当番とか役員もありました。

あの時もやはり、ものすごーーーく面倒に感じていたんですよね。当時は送迎が嫌だというよりも、あの場にいるママさん達と関わるのが嫌でたまりませんでした。土日、遠方まで行く場合は、1日付き添いをしなければならないこともあって、輪に入れないわたしは疎外感でいっぱい。


息子が一年ほど経ってから、辞めたい・・・と言い出したときは、心の中でガッツポーズをしました。よし!これで! ママ友付き合いから解放される!送迎もしなくて済む!

しかし、元夫は辞める事をものすごーーーく反対しました。自分でやると決めたんだから、ちょっと嫌になったからと言って辞めるなんてダメ!と。
そうして、一刻も早く辞めてほしいわたしと、続けてほしい元夫とのバトルが始まったのでした・・・。

その時は、自分が正しい!と信じて疑わなかったけれども、今になると・・・わたしはずっと「嫌な事・不満」ばかりを見ていて、そのことで頭がいっぱいになっていたし、自分の事ばかり考えていたなあと思います。

 

あの集団、仲良さそうだな・・・わたしは仲間に入れない。
あのお母さんはきっとわたしの事を良く思っていない。
また、来週も試合か・・・1日つぶれちゃうなあ。
嫌な事ばかり。不満ばかり。自分の都合ばかり。

嫌な事の中にも良い事がある。


白黒思考は、良いか悪いかどちらか、という二者択一で考える思考のクセです。
好きな人の嫌いな部分を見つけたら、好きから一気に嫌いになる・・・というように。人に対してだけじゃなく、物事の悪い面ばかりを見て、そのことで頭がいっぱいになってしまう・・・それも白黒思考なんだなと気付きました。
悪いこと、嫌な事の中にも、良い事、嬉しい事があるのに、どちらか一方だけを見てしまう癖。

長男の送迎を、『面倒だけど・・・うん、悪くない』そう思えるようになった今なら…。
サッカーを真剣にやっていたり、楽しそうにしている息子の姿を見て、「送迎は大変だし、ママ友の輪にも入りにくいけど、息子は楽しそうだし、身体も動かせて、仲間も出来て良かったな。」って感じながら応援したり励ましたりできる気がします。

元夫の意見にも、もう少し耳を傾けられたかも。元夫も、休日の練習や試合の送迎をしてたからきっと負担だったはず。だけど長男が今やめるのは、長男のためにならないと考えて、反対していたんだろうな。

あー、なんだか落ち込んできた・・・。
ぺこぱの松陰寺さん・・・!時を戻してくださいませんか。

 


いやいや。過去から学んで、今に活かすしかありませんね。

息子の深爪、あとどのくらいで完治するのか分かりませんけど、狭い道の運転に緊張しながら、面倒だなーと思いながらも、長男と2人きりの車内での、なんだかほんわかと流れる、穏やかなひとときを感じながら、良い面に目を向けながら過ごしたいと思います。

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