“鳴かぬなら…”の俳句からみる自分の性格

一か月くらい前から、職場にいると、ウグイスの鳴き声がよく聴こえてきます。
平日の朝は、自転車で坂道を延々と登って会社に到着し、ゼーハーゼーハーと息切れして汗びっしょりになるところから始まります。

暑さと上り坂にやられ、一日の体力をすべて使い果たす朝。仕事なんてできないくらい消耗してる朝。
『あんた何しに会社行ってんの?』状態のわたしの耳に、「ホーホケキョ♪」と聴こえてくるのですよ。 

ああ、ちょっと、これは!まあ!! 癒されるわあ・・・!

「もうこれ以上動けない。おやすみなさい・・・。」とその場にお布団を敷いて眠ってしまいそうなわたしですが、ホーホケキョ♪の癒しのおかげで体力が3ポイントくらい回復します。
どうにか、働けるだけのパワーが復活してきます。



そんなある日、いつものようにゼーハーゼーハーしながらウグイスの鳴き声を聴いていたら、ふとあの有名な俳句が頭に浮かんできました。

 

こちら↓

 

・鳴かぬなら 鳴くまで待とう ホトトギス

・鳴かぬなら 鳴かせてみよう ホトトギス

・鳴かぬなら 殺してしまえ ホトトギス

 

 

ウグイスじゃなくてホトトギスかい!とツッコみたくなった方もいるかもしれません。

しかしわたしは、実はウグイスとホトトギスが違う鳥だということを知らなかったんです。この記事を書くにあたりふと「あれ?そういえば、ウグイスとホトトギスって・・・種類が違うのかい?」と疑問が出てきて、調べてみたら、全然違う鳥だったと知り驚きました。

朝ゼーハーゼーハーしながらこの3つの句が浮かんだ時点では、ウグイス=ホトトギスでしたから、何の疑問も持っていなかったわけです。

ちなみに、ホーホケキョと鳴くのがウグイスで、ホトトギスは「キョッキョッキョキョキョキョ」と鳴くらしいです。

うーむ。この3つの句、「ホーホケキョ」の鳴き声が美しいから、ホーホケキョと鳴くホトトギスで詠んでいるのだと思い込んでいましたが・・・違った・・・。

 

 

↑うぐいす

 

 


↑ホトトギス

 

皆さんは、勘違いしていませんでした?!



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ホトトギスの俳句、別の見方をしたら…

さて、ホトトギスとウグイスの違いについてはこのくらいにして・・・。

この3つの句。三人の武将の性格を言い表していると言われてますよね。

 

鳴くまで待とう は、徳川家康の辛抱強さを。

鳴かせてみよう は、豊臣秀吉の積極性を。

殺してしまえ は 織田信長の気の短さを。

 

ゼーハーゼーハーしながら、『5・7・5だけで、性格を連想できるってすごいなあ…』などと考えていたら、
「待てよ…?」と、もう少し違う見方もできるよねえーなんてことを考え始めました。(仕事せんかい!)

 

 

家康さんの“鳴くまで待とう”って、ひたすら待ってるってことだよね?

それって自分からはアクションを起こさない、受け身な人ってことだよね?

 

 

秀吉さんの“鳴かせてみよう”は、家康さんとは反対で、ホトトギスの鳴き声を聴くために、自分にできることは何かないの??って考えて行動するんだから自主的に動ける人だよね。




信長さんの“殺してしまえ”は、自分のことしか考えてないなあ。

それに鳴くか鳴かないか、の両極端。これは白黒思考で思い込みが激しい、と言えるねえ。

 

 

なんてことを。(仕事せんかい)

 

まあ、このお三方が本当にこういう性格だったのかはわかりませんし、そういう一面もあるよっていう話なのでしょうけれど。

けど、秀吉さんがもっとも、充実した人生を送れそうです。待ってるだけよりも。自分勝手で柔軟性なく行動するよりも。
わたしもそういう生き方がしたい・・・!

 

さらに、ホトトギスシリーズで性格を表す俳句、他にも作れないかなーなんて考えていたらけっこう浮かんできましたよ。

仕事せんかい!という声は聞こえなかったことにして、さっそく披露させていただきます。

 

 

みつき’s俳句~ホトトギスシリーズ~

 

◎鳴かぬなら スズメでいいよ ホトトギス

【解説】
ホトトギスにこだわりなし。別に他の鳥の鳴き声だって美しいじゃん!と、執着しない。サバサバしてる。

 

 

◎鳴かぬなら AIつくろう ホトトギス

【解説】
ベツに生き物にこだわらなくていいデショウ?今はAIガなんでも代用デキル時代デス。効率重視派。ワタシはクールデス。

 

 

◎鳴かぬのは 自分のせいだ ホトトギス

【解説】
も、も、もしかして・・・。ホトトギスが鳴かないのは、わたしのせい・・・? 今年厄年だから・・・? それとも、わたしという存在が邪魔なの?! と、何でも自分に結び付けて、自分のせいにしちゃう傾向あり。

 

 

◎鳴かぬなら 自分で鳴くか ホトトギス

【解説】
鳴いてくれないなら、自分で真似すりゃええねん!自分で鳴けばええねん!そうしたら真冬でもホトトギスの鳴き声を聴けるやん! 最高やん!

と、自分でモノマネに挑戦する。自分でやってみよう!とする人。

 

 

◎鳴かぬなら 他の森行く ホトトギス

【解説】
よし!ちょっくら遠出して、隣町の森まで行ってみよう!とアクティブな人。自分でモノマネする人と似ている。

 

 

◎鳴かないと 心配しちゃうよ ホトトギス

【解説】
どうして鳴かないの・・・?まさか、病気?! ホトトギスに何か異変でも・・・!?と、あれこれ不安になることを妄想しやすい。

 

 

◎鳴かぬなら 鳴かなくていいよーべーだ ホトトギス

【解説】
本当はすごく聴きたいのに、別に興味ないし!と強がっちゃう。拗ねやすくて、素直になれない。

 

 

・・・思いついたのはここまで。
俳句お披露目会は以上です。

 

 

 

 

で、どー思いますか?!?!



自分で言うのもなんですが、なかなかの出来です。そのため、どー思いますか?!とでかい字でアピールしてしまいました。

 

特に、鳴かぬなら 鳴かなくていいよーべーだ ホトトギス がわたし的に一番のヒットです。

ちなみに、わたしはこの句のように、強がったり拗ねたり…ということをよくやってしまうので、そうならないように気を付けてるので、そういう意味でも思い入れが深く、大切な作品に仕上がりました。

 

 

鳴かぬなら 鳴かせてみよう ホトトギス

どうも、ひたすら待つだけだったり、白か黒かで決めつけたり…という傾向が、人付き合い苦手さんにはあるかなって思います。

行動はしないで妄想ばかりが膨らんで、あの人は自分のこと嫌いなんだ!って決めつけて…。そういったところから、人付き合いがうまくいかない、と他人に対して壁を作ってしまい、ますます孤独になっていく…なんてことがね。

 

だからやっぱり、秀吉さんの「鳴かぬなら 鳴かせてみよう ホトトギス」系で生きたいなあ。 
そのために、他の森に行ったり、自分で鳴き声を真似てみたり、誰かに相談してみたり・・・。
なんだかんだと考えて、できることをやってみて・・・そうすることが、人付き合い苦手解消の一歩ですね。

 

・・・なーんてうまくまとめようとしましたが、今日いちばん言いたかったのは、
鳴かぬなら 鳴かなくていいよーべーだ ホトトギス を俳句大会に出品しようかなあ、ということです。
「奇抜で賞」、狙えるんじゃないかなって、真剣に思ってます。

 

皆さんも、ホトトギスシリーズのナイスな句が浮かんだら、ぜひコメントで教えてください!!

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