怖いけど、やりたかった事を始めました

今まで、職場への通勤には、車を使っていたんですけれども。
10日ほど前から、自転車通勤に変えました。

 

スポンサーリンク

乗りたいけど、乗れないだろうな…。

だいぶ前からね、自転車通勤したいなって思っていたのですが、なかなか踏ん切りがつかなかったんです。 
なぜなら、片道4.5kmあって、行きはずーーーっと上り坂という、なかなかハードな道のりだからです。
自転車でこの坂を上り続けるのは無理だろうなア…。車を運転しながら、よくそんなことを考えていました。

しかも、自転車にはトラウマがあって…。
10代の頃ですけど、調子に乗ってスピード出して乗っていたときに、こういう段差↓で、

派手に転んだ経験があるんです。 段差を乗り越えられると思っていたんでしょうね…。乗り越えられなくてタイヤが滑っちゃって。
転んだ姿がだいぶ面白かったようで、一緒にいた友達が爆笑してましたよね。笑い事じゃあないですよ。顎すりむいたんですよ、膝にもでっかい青あざが。
恥ずかしくって顔から火が出てしまいました。


いまだにその経験がトラウマになってて、今も自転車乗ってると、ちょっとの段差にも転びそうな気がして、ビビッてしまうんです。転んだときの恥ずかしさを考えると、人の目も気になるし。

そんなわたしですから。4.5キロも自転車で走るなんて・・・到底無理だわ。できないな。
でも乗りたいなあ・・・!健康に良いし。車の事故は怖いし。極力運転したくないし。ガソリン代も浮くし。ダイエットもできちゃうかもだし。

乗りたい、あーでも無理だろうなー。 

そんな綱引きをしばらく脳内で続いていたわけですが、近ごろ、わたしの職場で健康促進ブームが起こっていましてね。

車通勤を辞めて、徒歩とか自転車通勤に切り替える人がちらほら出てきたのですよ。それにわたしも触発されて・・・

試しにやってみるか!! という気になったのです。

 

ママチャリの限界

まずはお試し走行です。

休日の早朝に、家にある、滅多に使わないママチャリで会社まで出発してみました。朝早くなら、人目を気にせず走れそうです。

緊張しながら出発して、三分の一くらいまで漕いだところで、すっかり足が動かなくなってしまいました。坂道、辛すぎるぜ・・・。 やはり、ダメだったか・・・。


がっくりと肩を落として、家路につきました。 がっくりと肩を落としたわりには、帰りは下り坂なので、スーイスイと家まで帰れて、だいぶ気持ちよかったです。


自転車通勤の夢はこれにて終了か・・・と思いきや。

帰り道、スーイスイと気持ちよく帰れたおかげでしょうか。落ち込んだのも束の間。会社まで到着できなかったのは、『ママチャリ』が原因なんじゃないか、という気がしてきました。
わたしの筋肉の限界というよりもママチャリの限界だったんじゃないか?という気がしてきました。

もっと軽くて、速く走れる、あのトライアスロンで乗るようなカッコいいやつ。あれなら、坂道だって登れるんじゃないの?

そんな気がしてきました。 さっそく、その日のうちに、自転車やさんにレッツゴーしました。 お店の方に話を聞くと、やはり、マウンテンバイクとママチャリとはまったく違うらしく。 話を聞くほどに、わたしでも坂道登れんじゃないかっていう、そんな気がしてきました。

そんな気がしたので、お買い上げしてしまいました。 クロスバイクっていう自転車を。

 


画像のレディとわたしとは何の関係もありません。

 

 

翌日も休みだったので、もう一回チャレンジしました。

すると・・・最後まで登れました!会社まで到着したのです!!うわー感動!!!
坂道、めっちゃ疲れたけど。めっちゃしんどかったけど、最後まで自転車を降りることなく、登り切りましたーーー!!!! しかも転ばなかった!!!やった、わたし、やったよ☆
さっそく明日から、自転車通勤デビューだ!!!わーいわーい♪


一人でめっちゃ興奮して、ひとしきり喜んだ後に、家に帰ることにしました。
今度は下り坂。 余裕でおうちまで着けるはず!!!

 

・・・と思いきや。

 

下り坂の凸凹が怖すぎる件

石畳っていうんですかね。 こういう↑凸凹がある道。 ここをずっと下っていくのですが。まー怖い。 まあーまあーめっちゃ怖い。 
トラウマになっているあの、段差で派手にすっ転んだ出来事が蘇ってきます。 この程度ではタイヤは滑らないだろうと思いつつも、いや、分からんぞ!!ともう一人のわたしが警戒しまくっています。

こんなにスピードが出ているところで、あの転び方をしたら・・・わたしの顔はお岩さんになるだろうな。恥ずかしすぎて顔が山火事だよ。お岩さんの山火事なんてホラー中のホラーですよ。


下り坂だからめちゃくちゃ早く家に着くかと思ったんですが、わたしがあまりにもビビッて、ブレーキかけまくって、めっちゃゆっくり走ったもんだから、走行時間は行きとたいして変わりませんでした。

しかも、ブレーキずっとかけてるから、手がしびれてくるんですよ。 石畳のガタガタと相まって、わたしの手指は限界寸前。 痛い!転んでないのに、痛い!!!そして怖い!!!!

 

うううーまさか、下り坂もこんなに怖いだなんて!!!知らなかったわ!!!!

 

ロードバイクwithみつきさゆ

しかし、もう賽は投げられました。
わたしはロードバイクを持っているのです。


ロードバイクwithみつきさゆ。
ここにあるんだ、君はいるんだ。

みつきさゆwithロードバイク。
そうさ、自転車で通勤するっきゃないんだよ。

いいかい、これから。
君とわたしはずーっと一緒。

 

素敵なポエムまで完成しました。そう、やるしかないのです。



・・・というわけで、それから雨の日以外、毎日自転車で通勤しているのです。

少しずつ慣れてきて、怖い怖いの一点張りだったのが、”楽しい”という感覚も芽生えてきました。 
朝は登り切った達成感で気持ち良いし、帰りも、相変わらずブレーキかけまくりですけど、少し気持ちに余裕ができてきました。 
実は、2回転んでるんですけどね。 昔のように派手なすっ転び方はしなかったので、無傷で済んだので、良かったです。恥ずかしかったけどね。めっちゃ、車通ってるところで転んじゃってさ。 恥ずかしさをごまかすための「このくらい平気です顔」をしている自分がまた、恥ずかしい。

 

それにしてもね。自転車に乗るまでは知らなかったんですけど、石畳もそうだけど、徒歩では気にならない程度の道路の凸凹が、自転車でそこを乗り越えるとなると、けっこうな衝撃があるんですね。 凸凹を乗り越える時のお尻の痛さったら! 

ただでさえ、過去のトラウマで凸凹を乗り越えるときには、転ぶんじゃないかって恐怖があるのに、お尻まで痛いんですからねえ。 

自転車にも優しい道路を見つけると、感動しちゃいますね。
「あ、ここはきっと、チャリが走りやすいように直してくれたんだ!!見ず知らずの君、ありがとう!!!」です。
ほんと、実際に乗ってみないと分からない事ばかりでした。

けど、びくびく臆病者のわたしだけど、どうせ無理だろうって諦めていた自転車通勤がはじめられたのは、ほんと、嬉しいです。

怖い、怖い、どうせ無理・・・と、諦めなくて良かったです。一回試走してダメだったのに、諦めなかったわたしに「ナイスファイト!」と言ってあげたい。

 

 

ナイスファイト!!!!

 

 

言いました。



そういうわけですんで、あなたも、怖くて不安で諦めかけていることがあれば、ぜひとも、試しに一回・・・か、二回・・・か、三回くらい、やってみてはいかがでしょう? もしかしたら出来るかもしれないよ。 

 



ナイスファイト!!!!

 

 

 

 

タイトルとURLをコピーしました