他人を妬んだり嫉妬をする自分が嫌いなら

この間「カズレーザーと学ぶ」という日テレの番組を見ました。
興味津々で見入ってしまいましたね。
興味津々さは、私の目玉の飛び出し具合にも表れていたと思います。
西川きよしさんくらい目玉が飛び出ていたと思います。そのくらい、興味津々でした。どんだけー

なぜなら、テーマが「妬み・嫉妬・人の不幸を喜ぶ心理」について、だったから…。

人のことを妬んだり、嫉妬したり、人の不幸な話に、内心喜んだり。
したくないのに、している自分。
そんな自分に気付くたび、私はいつも”なんて嫌なやつなんだ”とか、”自分はダメだ” とすぐに自分を責めてしまうんです。 

でも、今回番組を見て、ちょっと気が楽になりました。そして、考え方をこうやって切り替えたらいいんだなと気づいたこともありました。

 

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嫉妬、妬みは誰しもするものだ

とその前に、皆さんは、妬みと嫉妬の意味の違いって、ご存じですか? 私は深く考えたこともなかったし同じような意味だと思い込んで使っていましたね。でも違いがあるんですね。勉強になりました。

 

番組での説明では…。


”嫉妬”は、例えば自分の彼氏が他の女性に取られてしまうんじゃないか…というように、自分のものが他人に奪われるのではないか?という不安があり。

”妬み”は、自分にない、自分が欲しいと思っているものを、他人が持っている時に生まれる感情、だそうです。

なるほど~。彼氏がいないわたくしですが、他の例で言うと、職場に優秀な人が入ってきて、今の自分の地位が脅かされるんじゃないか…追い越されてしまう…といった嫉妬は、あるよねーと思いました。

妬みは、羨ましいという気持ちがエスカレートしちゃった状態でしょうか。人の幸せを良かったね、羨ましいなあ~! で済ませられればいいのだけど、それが膿んでしまうと、なんであの人ばっかり…!ずるい…!!許せない!! と妬みになる。

番組ではさらに、”シャーデンフロイデ”という話に。

シャーデンフロイデとは…

シャーデンフロイデ【(ドイツ)Schadenfreude】
他人の不幸や失敗を見て喜ぶ気持ち。ざまを見ろ、いい気味だと思うこと。

辞典・百科事典の検索サービス – Weblio辞書 より引用


SNSで他人をディスったりアンチコメントを入れまくる…というのも、シャーデンフロイデからくるものだそうです。 人を批判することでその時は気持ちがスカッとするので、どんどんエスカレートしがちなんだとか。

 

番組に出ていた芸能人の方々は、ご自身の嫉妬心などについて、体験談を話していて。
カズレーザーさん自身も嫉妬をすると仰っていて。
ああ、みんなあるものなのね~って、なんだか安心しましたね。

 

人を妬んでしまう自分自身を、なんてダメな人間なんだ…と責めているときって、
まるで世界にたったひとり、自分だけが嫉妬したり妬んだりする、ダメな人間なんだ…っていうくらいの勢いなんですが、実際は違いますよね。 自分だけなら、そもそも、嫉妬 とか 妬み なんていう言葉自体、存在していないでしょうに。

テレビ番組で扱うってことは、多くの人が興味のあるテーマだからですよねえ。

冷静に考えたら、当たり前のこと。自分だけなわけない。
でも、自分を責めるときってやっぱり、冷静じゃないんですよね。客観的になれていないんですよね。 そのサインでもあるんだな。

 

…ということは!

 

今の自分を知るバロメーター

嫉妬も妬みも、人間だれしもするものなんだけど、そういう風にならない時と、めちゃくちゃしてしまう時と、その時の自分の状態によって違うんですよね。

ショックな事とか、しんどい事とか、立て続けに起こっている時と、心も体も元気いっぱい、良い事が沢山あって満たされている時とでは・・・やっぱりね、違うじゃないですか。

結婚したいけど相手もいない、惨めだし寂しいし…という日々を過ごしているのに、新婚の友達は、夫とのラブラブ話を、笑顔でしてくる。そんな友達に、楽しそうで良かったね♪って、口では言うけど、実はめっちゃ面白くない。面白くなくて、内心不幸になればいいのにって思っちゃう自分がまた嫌だし、罪悪感。


でも、自分も同じように新婚でラブラブだったらさ・・・そんな風に思わないですよ。友達の話を楽しく聞くことができますし、自分を責めることもない。

つまり、嫉妬や妬みは、自分の今の状態を知るバロメーターなんです。 うまく活用すればいいんじゃん!

嫉妬や妬みがひどいとき。それは、自分がひどく疲れているとか、仕事で失敗しまくってるとか、パートナーとうまくいっていないとか、したい事があるのに余裕がなくて出来ないとか、孤独だとかで…。

不満がいっぱいあるときなんだって、頭に入れておくんです。
不満がいっぱいってことは、自分は不幸だと思っていて、感謝の気持ちも持てていないんです。それがどのくらい”やばみ”なのか、状態を教えてくれる、バロメーターです。

人を妬み、嫉妬している自分をダメだと責めている自分に気付いたら、それはつまり、今の自分を放っておくとやばいよってこと!

あ!!今のあたい、やばみじゃん!!  
バロメーターが、危険エリアに突入してるヨ!

と、自分を見つめ直すべし!というメッセージだと考えるんです。

実際に、自分の今を見つめてみると…確かにそうだなあって、いっぱいいっぱいで余裕がなかったな、焦っていたな、疲れていたな、やりたい事があるのにしていなかったな、泣きたいのに無理して笑っていたな、本当はさみしくて辛かったんだ…などなど、気付くことが色々出てきて。


涙も自然に流れてきたりして。涙流してちょっとすっきりしてきて。

私も頑張っているじゃん、って思えたり。
私だってさ、彼氏はいないけど、幸せだよね、って思えたり。

周りに感謝していなかったな って反省したりもして・・・。

そうすると、他人への嫉妬や妬みが、すーっと落ち着いて。
シャーデンフロイデだって、きっと消えていく。

よし、今度の休みはリフレッシュのために温泉に行こうとか、友達に悩みを聞いてもらおうとか、あの仕事は優秀な〇〇さんに応援を頼もうとかとか…前向きに考えられるようになって。

バロメーターが正常値に戻り、自分を取り戻すことができた感じがするんです。

  

嫉妬も妬みも、私の応援隊

だから…。 


嫉妬したり妬んだりする自分って、なんて醜くて汚らしいんだろうって、すごく嫌ってしまうんだけど。 そういう自分がいることで、自分を見つめ直すきっかけになるし、そこで自分が成長することもできるのだから、やっぱり、この醜いって思ってしまう感情も、”自分の味方”なんですよね。 応援隊なのです。
嫌うのも責めるのも、そんなことしたら、かわいそう。自分が幸せになるために応援してくれていて、そのために存在しているのに。

人間だれにでもあるもんだ、そういうものだ。それが人間なんだ。と受け入れて。
自分にももちろんあるものだ、と受け入れて。

嫉妬したり妬む自分に気付いたら、「教えてくれてありがとう。」と、最近の自分を見つめ直して。
不満ばっかりだったな、とか、ストレスたまっているな、とか気付いたら、そこは自分で解消できるように努める。 そうしてニュートラルな状態を取り戻す。

これを繰り返しやっていくことで、きっと、自分はダメだって責める方にはいかなくなると思うし、嫉妬や妬みがある自分とうまく付き合っていけると思います。 

バロメーターは常に自分の中にあって、いつだって、私を応援していくれている。
嫉妬も妬みも、自分が幸せに生きる道標、です。

嫌うなんてもってのほか! 
上手に活用していきましょうよ、ね♪

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