【ワンオペ育児】”私は家政婦じゃない!”とキレた過去

次男が生まれてからはとにかく子育てが大変で、私のメンタルはズタボロになっていました。
元夫は、平日は子どもが起きる前に会社に行き、子どもが寝た後で帰宅することがほとんど。 休日は昼まで寝ていて、午後は気が向いたら子どもたちと1、2時間遊ぶくらい。あとは自室にこもってゲームとかやって、自由にしてる元夫。 


他県に嫁いだので、私には友達は一人もいないし、実家も遠いし。ママ友がいない、作れない…そんな状況は、今でいう「ワンオペ育児」ってやつでしょう。

今なら、言えます。「私、よくがんばってたよね!!」って。

でも、当時の私は、自分を褒めるなんて全くできず、むしろ、ダメダメな母親だと思っていたし、もっとちゃんとしなきゃいけないのに…!と、しょっちゅう自己嫌悪に陥っていました。 

夫に、もっと協力してほしいと常々思っていました。でも、言えませんでした。言えば喧嘩になるのが目に見えていたから。
実際、喧嘩をすると1,2週間は自分の気が済むまで私を完全に無視する人でした。この無視されている時の孤独感ったらもう! 

ただでさえ、知り合いゼロで孤独なのにさ、輪をかけて孤独になるのです。もう耐えられませんがな。
なので、言いたいことがあってもぐっと飲み込む生活が続いていました。

私は結婚する相手を間違えた…。 なーんてこと、自分で認めてしまったら惨めすぎるから、彼も本当は優しいんだ…とか、仕事で疲れているから仕方ない…などと自分に言い聞かせてもいました。


そんな結婚生活の中で、たまに我慢の限界がきて、ブチ切れていた私。

ある日は、食事中にこのような言葉が口から出てきました。

 

私、家政婦じゃないんだけど!!(怒)

 

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私は家政婦じゃない!

もう15年くらい昔の話なので、記憶はあやふやですけど、食事の時間だったのは覚えてます。
おそらく、料理の準備~片付けまで、いつもの休日さながら、元夫が手伝ってくれなかったんだと思います。

 

で、彼も、

家政婦だなんて思った事ねーよ!!

と言って怒って、案の定そこから喧嘩(…というか冷戦)に突入しました。 

 

本当に言いたかったことは

あの時にねえ…本当は、私、こう言いたかったんですよ。

子育て、まじで、しんどいわ…。
私もう、いっぱいいっぱいだわ…。

 

本当に、もう、これに尽きます。
家事がいやだっていうよりも、子育てがとにかく大変で。
子ども二人と一緒にいながら、料理をしたり、片付けをしたり、掃除をしたり、買い物に行かなくちゃいけなかったりするのが、とにかく大変で、そして、公園に行くだけでも緊張していて、私の子育てで良いのかいつも不安で、とにかくしんどかったのです。




子育て、まじで、しんどいわ…。
私もう、いっぱいいっぱいだわ…。

 


そう言えたら…。我慢ばっかりしてないで、一人でどうにかしようとしてないで…。素直にそう言えたなら…。


元夫への不満が募っていく前に、自分自身に「私、よくやってるよね」って言えたんじゃないかなあ。
よくやってるよって、自分自身に言ってあげられたなら。


今日の夕飯、手抜きしちゃおーっと!
今日の夕飯、夫に買ってきてもらっちゃおーっと!

って、たまにはそんなことが出来ただろうな。

 

惣菜買うより、作った方が安いし。
節約しなきゃいけないし。

って、けちけちするよりも、明るい気持ちで子育てができることの方が今は大事!って、時にはちょっと贅沢していいよねって、お金を使う事を許せただろうなー。

もし夫が「料理、手抜きするなよ!」とか「もっと節約しろよ!」なんて言った日にゃあ、そこにはブチっとキレてさ。

子育ての大変さ、ちっともわかってないな!だったら、自分でやってみろーーー! って、堂々と言えたんじゃないかしら。

自分の気持ちに素直になれたら、自分にもっと、優しく出来たと思う。
元夫が私に優しくなくても、私が、わたしに優しく出来たと思う。
そんで元夫にも、「これをやってほしいです。私には、無理だから。ごめん。」と言えたと思う。

 

「私、家政婦じゃないんだけど!」は、「もう無理、しんどい、助けてほしい。」だったんだよね。

ぶっつけ本番ではなく。

とはいえ、当時の私は、分からなかったのです。
自分の気持ちも、どうして欲しいかも、どう言えばいいかも…。

なので、あの時こうしていれば…と、後悔しているわけではありません。
離婚した後だから分かる、今になって気づく…そんなことが沢山あります。だからあの時の私には、あれが精一杯で、仕方がなかったんです。

今こうして記事にしているのは、後悔の念で…ではなくて、
まさしく今、ワンオペ育児で疲れ果てて、ご主人に不満がいっぱい…という方に、何かしら役に立てばいいなという気持ちがあるからです。

あの夫に今更…。どうせ言ったって無駄だよ…。弱音吐くなんて負けたみたいで悔しい…!
なんて思うかもしれません。

今までだって、歩み寄ろうとしなかったわけじゃない。私なりに一生懸命やったし!でも、相手にその気がないんだもん。

…というお気持ちも、すごく分かります。

だけど、そういうズレが生じたのは、もしかしたら、話しかけるタイミングが良くなかっただけかもしれないし、言い方を少し変えれば相手が聞く姿勢を持ってくれたかもしれないです。
その時は、”分からない” ”知らない”から、出来なかっただけで、あなたが悪いんじゃないです。これは仕方がないことです。

ただ、もしかしたらもっとうまくいくやり方があるのかもしれないよ、ってことですよ。だから諦めないでほしいのです。 
何度も何度も、形を変えて、手を変え品を変え、それでもやっぱり通じない。もこれ以上は分かり合えないんだなあ。…と、やりきったって心から自分で納得できたときには、別れという選択肢を含めて次のステップに進めると思うんです。

 

”もっとうまくいくやり方”は、やっぱり自分だけで冷静に見つけるのはなかなか難しいです。
客観的な第三者の目、が必要です。そのやり方を一緒に考えて、練習が出来る場所がここです。

いきなり本番、ではなくて。安心して試せる”練習”からはじめましょうよ。 

本当は何て言いたいの?どうしたいの?どうしてほしいの? が、クリアになっていくはずです。それから本番、の方がきっとうまくいきますよ。

焦らずに、ゆっくりと、一歩ずつ…。
コミュニケーションを構築、していきましょうよ、ね♪

【過去記事】こう言えば良いねシリーズ
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