先日、恥ずかしい勘違いをしました。
職場にて。上司に急ぎで仕事の事で相談したいことがあったんですけども。
なかなか直接会って話すチャンスがなくて、仕方がないので電話で話そうと、まずはLINEで電話のアポを取ることにしたんです。

ご相談したいことがあるのですが、
今日、電話で話せる時間ありますか?

いいですよ!
16時にかけますね。

ありがとうございます。
お願いします!
ここまでは普通のやりとりね。恥ずかしさはないですが、実際に電話で話した後で…。

相談って、みつきさんが退職したいという話かと思い、
動揺しちゃいました。
ってLINEが来たので、
ああ、わたしが辞めるって言ったら、動揺してくれるんだなあ。
と、なんだかうれしい気持ちになったんですね。それで、

もし辞めることがあれば、二年くらい前にお伝えしますね!
って感じで、
まあ普段からよく冗談を言ってる方なので、この時も冗談で返したんです。
そうしたら

受理できないですけどね。
と来たんです。
この、「受理できないですけどね」の意味が、
わたしが退職することを受理できないっていう意味なのかと思いまして。
受理できないよ=辞めないでね。っていう意味かと思いまして。
ほんと嬉しいなあーと、胸が熱くなりました。
そして、

嬉しいお言葉をありがとうございます。
とお返ししました。そこでLINEのやり取りは終わりました。
で、夜になって。ふと、あのやり取りを思い出したんです。
思い出して、いや、待てよ・・・?と。
急に、顔から火が出そうになりました。
いや、火、出てたかもしれません。

受理できないですけどね。
↑これって・・・。違くない??
わたしに、辞めないでねって言ってるんじゃなくない?
2年前に退職届出したって受理できないよ?
常識的に、退職届ってのはさ、早くて3か月前でしょう?
っていう意味じゃないの?
そういう意味の冗談だったんじゃないの????
辞めないでね、なんて言ってなくね?!?!?!?!
は、は、は、恥ずかしいーーー!!!!!!
やだやだ、何一人で勘違いしちゃってんの。
わたしはこの会社にとって必要な人物なんですね!ありがとうございます!!!的な前のめりな勢いで。 一人で感激しちゃって!
「嬉しいお言葉をありがとうございます」って言われてさ、相手は「キョトン?」じゃん。
キョトン?だから、返事が来なかったんじゃん?!
キョトン? の10秒後に
「ありゃま、美月さん、勘違いしちゃったよ」って気づいたけど、「いや、そういう意味じゃないよ」なんて訂正するのも申し訳ないから、返事しないでおいたんじゃないの?!
は、は、は、恥ずかしいーーー!!!!!!

恥ずかしさのあまり顔を「うわあああーーー」と手でガシガシかきむしって、じたばたしてしまいました。
そうして、しばらく悶絶して、少し落ち着いてから、思いました。
なるほどね。わたしは、こんなにも恥をかくことを恐れていたのか・・・と。
恥をかきたくないから見栄を張る
自分が恥をかきたくない気持ちが強い事は、わかっていましたが、やはり、強いなーと実感した出来事でしたよね。
こんなにも恥をかくことを嫌がっているから、見栄を張っちゃうんだよなあ。
見栄を張るから心を開けなくて、結局、人と関わりたいのに関われず、孤独を感じてしまうんですよね。
そんな人生が今までならば、これからは違う生き方をしたい!!!
めっちゃ、恥ずかしいじゃん!!!!!
一人、口に出して言いました。
そうしたら、少し、恥ずかしさが和らぎました。
ついでに、「よし、上司にも言おう!」って思いました。
そして、翌日。
上司から別件でまた電話がきたので
電話を切る間際に、

わたし、昨日、かなり恥ずかしい勘違いをしちゃった気がします…
あーで、こーで、退職してほしくないっていう意味かと勘違いして…

ああ、あれね! ハハハハハ。
勘違いして恥ずかしかった、と伝えたら。
恥ずかしいーーー!!!! って、暴れに暴れまくっていた、暴れ馬がおとなしくなりました。
恥ずかしさがシュルシュルシュルーっと小さくなっていき、穏やかなお馬さんになりました。 そうして、フフフって、微笑ましい気持ちになりました。
恥ずかしいーーーー!!!って悶絶したとき、
「わたし、何やってんの!わたしのバカ!!!」と、自分を責めまくってました。目を吊り上げてる鬼みたいなもう一人の自分が、自分を怒っていました。
でも、恥ずかしいー!って口にしたあたりから、気持ちが変わりました。自分を責めなくなりました。 さらに上司に伝えたら、”恥”が成仏されたようです。ナームー。
ちなみに、上司は「美月さんのその解釈で合ってますよ~!」と言って、電話を切りました。
フォローしてくれたのかもしれませんけど…ここはひとつ、言葉通りに受け取らせていただきましょう!ありがたやありがたや~!
恥ずかしさと共に前に進もう!
わたしはずっと周りに壁を作ってしまい、心を開けない…と悩んできました。嫌われるのが怖かったんです。極度に。
それって「恥をかきたくない」っていう思いが強かったから余計にそうなってしまったのかな…と、今回思いました。
これからは、恥ずかしい思いをしたら、恥ずかし!!!と言いながら悶絶して、その恥ずかしさを抱えながら、人と関わっていきたいです。
だいたい、自分が「恥ずかしすぎる!!」と顔を真っ赤にしちゃうことも、他人からすると、「へー・・・」くらいの、どうってことない話だと感じることがほとんどなんですよね。
何はともあれ、恥ずかしい勘違いのおかげで、一歩前進できたかな!