お悩み相談ポストにお便りをいただきました。
相手に気を使わせてしまわないように気をつけているのに、使わせ
学校の人とおしゃべりしたり話の中に入るのは楽しいけど、自己嫌
自分はおかしいんでしょうか
冗談が通じないで人に気を遣わせて、そんな自分がいやになります
(ペンネーム しまえなが さん)
しまえながさん、ご相談いただきありがとうございます。
冗談や嘘と、本当の区別がよくわからないとのことで…わかるな~と思いながら読ませて頂きました。わたしも真面目に受け答えしてたら、相手から『今の、冗談だけど?』って言われて、冗談が通じない自分に凹む…なんてことがありましたね。
しまえながさんの辛いお気持ちが、少しでも明るくなったら良いなと願いながら、こんな風に考えたり、対処できるんじゃないかという事をこれから書きますね。
冗談が通じる、言えるよりも大切な事
しまえながさんのお手紙からは ”気を使わせている”ことと、 ”気を使っている”こと、どちらも辛いという事が伝わってきます。
周りに気を使われている…と感じたら、自分も気を使うし、 自分が気を使っていると、周りの人にもまた、気を使われているような気がしてきたり…。
で、どうして気を使ったり、気を使われたりしてしまうのかですが、しまえながさんは『自分が冗談が通じないから』と解釈されているわけですね。
でもね、わたしは、そうではないと思うんです。
まずね、しまえながさんは、冗談が通じないことは、ダメな事だ・・・って思ってらっしゃいませんか?
気持ちはよーーく分かるんです。わたしも同じく、冗談が通じない自分を、つまらない人間だ、ダメな人間だ、と思っていましたから。
でもね。これ、違うんです。
冗談が通じない事は、決してダメな事ではありません。冗談が言える人が、優れているわけでもありません。冗談が分かる人=良い人 でもないんですよ。
学校で面白い人って、人気があったり、目立ったり、友達が多かったりして、ヒーロー的存在で、すごい!みたいな、一目置かれてると思うんですよね。そういう人の話についていけないというか、一緒になって笑えない…ってなったら、どうしても”自分がダメ”っていうように捉えてしまうと思うんです。
でもね、それ、違いますよ。
わたしは、冗談が面白い人や、テンポよく話ができる人達といるのも楽しいけれど、しまえながさんのように”相手に気を使わせてしまって申し訳ないな”と控えめな方と一緒にいるのも好きです。
一緒にいて安心するというか、落ち着くんです。 ガハハ、ワハハと騒いでばかりだと疲れちゃうんです。
なのでね、気を使われているのも、気を使ってしまうのも、自分が冗談が通じないせいだ…と、冗談が通じないということに×を付けないで欲しいのです。
いえいえ、自分はダメです・・・そう思われるかもしれません。自分に×を付けないために、出来ることがあります。それは、しまえながさんご自身が、一緒にいて安心できたり、心地よいと感じて付き合える人との時間を大切にするということです。
しまえながさんにとって、話していてほっとしたり、安心したり、緊張しないお友達はいらっしゃいますか?
誰といると心地よいですか?
しまえながさんは、学校の人とおしゃべりしたり話の中に入るのは楽しい って書いてくださいました。とっても素敵な事ですね(*^^*) この”楽しい”と感じるお相手が、誰と誰で…っていうように、名前を具体的に挙げてみてください。”楽しい”に”安心する”とか”楽に付き合える”も含めてね。
”気を使う”にも段階があって、ものすごーーーーく気を使う人と、ちょっと気を使うくらいの人といるでしょう?
しまえながさんが一緒にいて楽しいって感じる友達って、ものすごーーーーーーく気を使う人じゃないと思うんです。気を使う相手といるときは、緊張しています。緊張していれば、自分が冗談を言う余裕はないし、友達の冗談だって、気付きにくいんです。
しまえながさんには、どの友達と一緒にいたいのか、を選ぶことができます。しまえながさん自身が、安心して、気を使いすぎることなく・・・『今の冗談なのかなあ?』ってその都度考えながら一緒にいなくても大丈夫な友達。そんなに緊張しない人。そんな友達との時間を大切にしてほしいなって思うのです。
冗談が通じなくてどうしよう…とオロオロ、ハラハラしてしまうお友達とは、一生懸命合わせる必要はないと思うんです。
しまえながさんが面白いと感じる事を、同じように『面白い』って感じる人。
しまえながさんが『今の、冗談だったの?!分からなかった…』と感じた事を、同じように『今の、冗談だったの?!』って感じるような…似た感覚の人。
そんな人と一緒なら…どうでしょうか、自分のことをダメだなって感じるでしょうか?きっと、感じないと思います。一緒にいてほっこりする相手。リラックスしながら一緒にいられる相手。
もし今、そういう人がいないとしても、諦めないで。これから先にきっと出逢えるはずだと希望を持っていて欲しいです。これから、たくさんの人との出逢いがあるのですから。
ごめーん!冗談通じなくってー!てへぺろ作戦
これから書くことは『余裕があればちょいと試してみて』という事なんですけどね。
『ごめーん!冗談通じなくってー!てへぺろ作戦』というものがあります。あるんです。あるんですよ。
さっきの発言、冗談だったのか…!と、しまえながさんが友達と話していてハッと気づいたときに、言うんです。『ごめーん!わたしったら、冗談通じなくってさー!』と。そうして、てへぺろってするんです。
ところで今、しまえながさんは、ぼそっと呟いたはず。
てへぺろって時代遅れです。恥ずかしいです。
と。 さらに、ぼそっと呟いたはず。
そんな明るく言えません。
と。
そこでわたしは答えます。
わたしも同じく、言えません。そして、てへぺろが古くてすみません。
と。
えーっと。これはですね。もしできたら…って事でね、ひとつの方法としてあるよってことでね、頭の片隅に入れて置いていただけたらって話です。
これから仲良くなりそうな相手とかにもね、『わたし、冗談通じないところがあるけど、気にしないでね。』って最初に言ってしまうってのもアリかなって思うんですよ。先手打っておくんです。
最初に伝えておけば、実際に冗談が通じなかった場面でも、さして凹まないです。だって、もう伝えてあるからね。しまえながさんは、冗談が通じなかった…と気づいた後にも、『ほらね、言った通りでしょ?』と、涼しい顔をしていられますよね。涼しい顔をして、お茶をすすって、教室の窓から見える、空を優雅に飛ぶ鷲を眺めながら目を細めていればOK。お茶じゃなくて、ポカリスエットでもいいよ?
変じゃないし、ダメじゃないし、魅力的だし。
しまえながさんは、”自分はおかしいんでしょうか”と書かれていますが、はっきりばっちり断言します。
おかしくありません。
ぱっと見、『お菓子食ってません』と読めてしまうこの文字の羅列。実際わたしは今、お菓子食ってませんけども、そんな話じゃないんですよ。
しまえながさんは、おかしくないですから。本当に。罪悪感、いらないです。何も悪い事してません。ただ、お友達と会話をしてるだけです。
冗談が通じないせいで、傷つけてしまった…と感じることがあったかもしれないし、『傷ついた』と言われたことがあったのかもしれないけど、どんな人も、誰であっても、誰かを傷つけてしまうことはあるんです。そんなつもりじゃなかったのに…と誤解されたり、誤解したり。
相手と険悪になってしまう事は、誰にでもあり得ることです。悪気がなかったけど、傷つけてしまったら、謝りますよね。『ごめんね』って。 でも、『ごめんね』って、こんなダメな自分でごめんなさい、っていう意味じゃなくて、相手を悲しませたり、傷つけてしまったことに対してのごめんなさい、です。
自分がダメ、という事じゃないんです。 だから、罪悪感はいらないです。
しまえながさんは、真面目な方だろうな、と思います。その真面目さが故、相手に気を使わせてはいけないと、とても周りに気を使い、気を使って緊張しているがため、冗談だと気付かず真面目に受け取ってしまう事があるのかもしれません。
でもね、真面目ってとっても良い事なんですよ。特に社会に出て働くようになれば、真面目な人はとてもとても重宝されます。信頼されます。本当に大切な事なんです。
自分が変だと思わないでください。しまえながさんには、しまえながさんの魅力があるんですよ。
今回のお手紙だけで、わたしはしまえながさんの魅力を見つけました。
『学校の人とおしゃべりしたり話の中に入るのは楽しい』と書かれているところ。ちゃんと、自分の”楽しい”にも目を向けていらっしゃる。すべてを悲観しているわけじゃなく。
何か辛い事があると、もうだめだーー!お終いだーー!!となってしまいやすいわたしからしたら、とても素晴らしい魅力です(*^^*)
ということでしまえながさん、今日の記事で『試してみよう』と思ったり、気持ちが楽になったなら嬉しいですが、そうならなかったり、また困った事があったらお悩み相談ポストをご利用くださいね。
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