誤解・すれ違いが生まれるのはこんな事から

5、6年前だったと思うんですけど、

母の日にね、母親にお花を贈ったんです。
当時私は他県に住んでいて、母の日近辺には実家に帰ることができそうになかったので、郵送で、カーネーションの鉢植えを贈りました。

そうしたら母から電話がかかってきて、母が言うんです。


母

やだねえー!
まったく、バカだねえー!
こんなこと、しなくていいのに…!



お花なんてもらっても迷惑・・・という、本当の「嫌だ」ではないことは、分かりました。
気を遣わないでいいんだよ、っていう意味なんですよね。

だけどやっぱり、やだねえ とか バカだねえ って言われて、いい気はしませんからね、内心、「ひどいなあ~。そんな言い方しなくてもいいのに…。」と思いました。そして、来年は母の日にお花を贈るのはやめよう、って思いました。 そんな言い方されるなら、もういいわ、と。
そう…。いじけたのですよ、私は。



で、一年後。再び5月。母の日がやってきて…。


昨年決めたとおり、母の日のプレゼントは送りませんでした。

でも、それからしばらくして、母が言ったんですよね。

母

今年は、母の日に何ももらえなかったなあ。

えっ!?!?!

私

去年、そんな事はしなくていいって言われたから贈るのやめたんだけど…。

すると、母は言いました。

母
 

嬉しいに決まってるでしょうー!!

なんじゃそりゃ!!!





思わず、だっふんだと言いそうになりました。ちょっと、下あごが出ましたね、まったく…。

そういえば母は、ご近所さんとか親戚とかが家に来て、野菜とか果物とかを持ってきてくれた時にもよく言っていました。

やだねえー!

まったくー!

困っちゃう!

こんなこと、しなくていいのに~!

 

 

気持ちを言葉にするようになった母


実は先日、あったかそうな肌着を見つけたので、寒がりの母にプレゼントしたんです。
そうしたら、母が言いました。



母

ありがとう。
嬉しくって涙が出そうだよ。

 



あらま!!



嬉しい、ありがとう…。この言葉を聞いたときに、上記の出来事を…数年前の、母の日の会話を思い出したんですね。

そして、ああ、母は変わったなあ…って思いました。素直に、気持ちを言葉にしているのです。やだねえ、も、バカだねえ、も言わない母…。

この方が、断然いいな。嬉しいっていう気持ちが、ちゃんと伝わるものねえ。
私は言いました。

 

私
 

喜んでもらえて、私も嬉しいよ!!

 

ステップ1. 自分の気持ちを伝える

では、5,6年前の母の日のやり取り・・・一体どうしたら良かったのでしょうか。考えてみましょう、ぽくぽくぽくぽくちーん。(一休さん風)




 

母

やだねえー!
まったく、バカだねえー!
こんなこと、しなくていいのに…!



私

え!?やだって、どういうこと?迷惑なの?!




母

いいや、嬉しいんだよ。

 

私

だったら、そう言ってよ~!
本当に、嫌なのかと思っちゃうよ。
それに、バカだねって言われると、なんか悲しくなるよ。



母

あら、そうなの?!
気をつけるね。

 



私が気持ちを伝えることで、母は「こういう言い方はやめよう、よくないな」と気づいて、私にだけじゃなくご近所さんとかへの言い方も改めるのではないでしょうかね。

ステップ2. さらに一歩、勇気を出して…!

さらにさらに。
家族だからこそ照れくさくて素直になれない事が往々にしてあるのですが、そこを乗り越え、勇気を出して、こんな言い方はどうでしょうか・・・?!

 

私

お母さんってば、照れちゃってえ~!
本当は、プレゼントもらって嬉しいんでしょ~?!

バカだねなんて言わないでさ、嬉しいって言ってほしいなあ~!
そうしたら私も、とっても嬉しいよ。
そして、来年はもっと豪華なお花、送っちゃうからね♪

 


・・・まあ!いいかんじ!

じめじめしていないし、暗くもならない。
これなら母自身が「私の言い方は良くない。相手に嫌な思いをさせる」なんて、自分を責めることも一切ないだろうし、お互いに気持ち良く、和やかに会話を続けられますね!!




内気だって、人見知りだって、出来る

仲が良かったのに、ちょっとしたことがきっかけで嫌いになってしまって、口もききたくない…!なんて状況になってしまうことってあると思います。

あんなひどい事を言われた、された…って、いつまでも忘れられない、許せないことがあると思います。

あの人は最低だ。あの人は性格が悪い・・・。

全部がそうだ、とは言いませんが、
母と私のかつてのやり取りのように、気持ちを言わない、伝えようとしない、確かめようとしない・・・そんなことからお互いにちょっとしたズレが生じて、誤解して、すれ違って、金輪際顔も見たくない!!みたいになってしまう事もあると思います。

だから、誤解されないように、誤解しないように・・・それを意識して、出来るだけ丁寧に、出来るだけ正確に、自分の気持ちを、自分の考えていることを、相手に伝わるように話す努力ってすごく大切だなあって思います。

相手の気持ちや考えが良く分からなかったら、「それって、こういうこと?」ってきちんと確かめることも、すごく大切だなあって、思います。

これは、話がうまいとか、下手だとか、社交的だとか、内気だとかはあまり関係がなくて、そうしようと心がけられるかどうか、なんじゃないかなって。
言いやすい人、言いにくい人はいるけど、意識しながら会話しているか?が大切だと思います。


ちょっとしたこと。ささいなこと・・・。
でも、とても大切なことだなって、母との会話を振り返り、感じたのでした。

毎月開催している、オンラインお話会「はじめの一歩の会」(詳細は以下↓)では、丁寧に話すとか、落ち着いて聞くとか、そういった練習ができます。
まずは慣れるところから!さあ、あなたも一緒にやりませんか? お待ちしています。