職場にて。
上司から、私のデスクに内線が入りました。

みつきさん、ちょっと〇〇室まで来て!

は、はい…!
上司の声が、普段よりも、何となくトーンが低く、深刻そうな、いら立っているような、怒っているような…そんな感じがしました。
え?!私、なんかしたっけ?!
と、即座に不安になりました。
ウーム…何をやらかしたか…?
この間の書類、ミスってたかな…。
それとも、クレーム来た…?
それとも…???
それとも・・・????
わ、わからん・・・・!!
注意を受けそうなことがなかったか…あれやこれや考えながら呼ばれた部屋に行きました。
するとそこには、上司の他にもう一人いて、2人でパソコン画面を凝視していました。

みつきさん、zoomの始め方、分かる?
え…!用件って、それ!?!?
もしや、zoomが使えなくて、イラついていたのか・・・?? えええええー?!
なんだよ~何かミスったかと思ってドキドキしたじゃんかよー!
ドキドキ損だぜ~!
一言付け加えるだけで…
これ、たった一言、付け加えるだけで良いんですよねえ。

みつきさん、zoomの使い方を聞きたいので、〇〇室に来てください。
zoomの使い方を聞きたいので。
この一言がないばっかりに、相手をドキドキさせちゃうわけですねえ。
しかし、上司を責めることはできません。なぜなら私も、やってるから!!

すみません、今、お時間よろしいですか?
と上司に話しかけるとき。
私の表情や声が暗かったりしたら、もしかしたら
なんだろう、会社辞めたい、とか言い出すの…??
って、思うかもしれませんよ。 人手不足で、求人出しても人が来ない、大変だー忙しいー手が足りない―という毎日の中で、暗い声とか真面目な顔で話しかけられたらさ。
もしや…?!ってドキッとするかもしれません。 辞表でなくても、文句言われるのかな…?とか、良くないことを想像しちゃうかも…。
最初に話しかける時に、

すみません、来週の会議の件ですが、今お時間よろしいですか?
って、〇〇の件について話しがある、ということを、一言付け加えたらいいんだよね。
そうすれば、相手は「ああ、あのことね」って分かるから、無駄にドキッと不安にさせることがないし、いざ話をするときも何の話かを分かっているから、話しがスムーズだし。

ほんのちょっと、が大きく変わっていく
たった一言。
ほんのちょっとのこと。
たいしたことない…! なんてことは全くなくて、むしろ逆で、こういう”ほんのちょっと”が積み重なって、コミュニケーションが取りやすくなったり、お互いの関係が良くなったり、していくんですよね。
反対に、”ほんのちょっと”を怠ることで、距離が広がって、関係が悪化してしまう。
気付いたら、直せばいい!
あなたも、これを読んで「そうか!」と思ったら、やってみてください。
自分のためにも、相手のためにも…!
