日祝日に出勤する仕事。嫌でたまらない…!

数年前、私はスーパーのレジパートをしていました。
スーパーで働きたかったわけではなくて、仕事を探していたときに、たまたま近所のスーパーで”パート募集”ののぼりを見つけたからです。時給的にも場所的にも、ここで良いかあ~と。

 

スーパーと言えば、お客さんが多いのが日曜日。そしてGW、お盆、年末年始などの大型連休。なので基本、休みは平日となります。私は、水・土が休みでした。

日曜や祝日の朝は、いつも緊張していました。お客さんが多いとどうしても、トラブル、クレームも増えるもの。レジの操作ミスがありませんように、怖いお客さんが来ませんように…。 
緊張しているだけじゃなく、もっとも憂うつなのも、日曜・祝日でした。 なぜなら、家族連れがめっちゃ多いから。家族連れやカップルを見るたびに、心がズシン…と重くなるのでした。

いいなあ…。仲良し家族、いいなあ…。

本当に仲良しなのかどうかなんて知る由もありませんが、ただただ、夫婦やカップルが一緒に買い物をしている、というだけで羨ましくなる私。 
私は離婚して、みんなが休んでいる日にレジ打ちをしている…。ああ、なんだろう、このモヤモヤ感は。 
惨めだし、なんだか、働いている自分に恥ずかしさもあったような…。 

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日曜日のテレビ、見たい見たい病

あの頃、私は無性に、日曜日の午前中にやっているテレビ番組「ワイドナショー」が見たくて仕方ありませんでした。
日曜日の朝になると「はあ…。ワイドナショーを見れるような仕事に就きたい」と思いながら出勤していました。 特にまっちゃんの大ファンというわけでもないし、ワイドショーが大好きというわけでもないのですが。

だんだんと、ワイドナショーだけではなくアッコにおまかせ!も見たくて仕方がありませんでした。特にアッコさんの大ファンというわけでも、勝俣さんの大ファンというわけでも、出川さんの大ファンというわけでもな…(うん、わかったよ。)

 

”日曜日のテレビ、見たい見たい病” です。

今は、レジパートではなく、日曜・祝日は休みの仕事に就いているので、”日曜日のテレビ、見たい見たい病” ではありません。 でも、実際にテレビを見るようになったか、というと全く違います。 

見ようと思えば毎週、ワイドナショーもアッコにおまかせも、見れるのですが、まったく見ていません。あれだけ熱望していたのに!!

 

”日曜日のテレビ、見たい見たい病” って、結局、本当に見たかったわけじゃないんですよね。
 
子どもの頃体育が大嫌いだったんですけど、だから運動会も死ぬほど嫌いで、運動会当日の朝は、なんだかお腹痛いなあ…って、うそでしょ!って言われても、いや、本当にお腹が痛い気がする…って、でも休ませてもらえなくて、 だけど、運動会が終わればけろっとしている… っていうのと、似ている気がしますね。(例えが長い。)

本当のところは、そこじゃない、っていうね。

不満だらけで働いていた

あの頃、不満だらけだったのです。それが”テレビ見たい見たい”になっていたんです。
私は、仕事に慣れていくにつれ、ここが嫌だ、あれが嫌だ、と、嫌なことばかり見るようになっていました。

お客さんから言われた、忘れかけていた言葉
以前スーパーのレジ店員をしていたことは、この間も記事にしましたが。 ↑これを書いていたら、もうひとつ、思い出したことがあります…。スーパーで働き始めて1ヶ月くらい経った頃でしょうか。仕事に少々慣れてきて、でもまだまだ緊張しまくりで、出勤して...

 

でも、スーパーで働くことを決めたのは、他でもない自分自身。 「きみはスーパーで働きなさい。」 と誰かに命令されたわけじゃないのです。自分で選んで自分で決めたんです。

スーパーは日曜日が忙しいなんて、最初から分かっていたこと。
また、レジは接客なんだから、クレーム言われること、怒られることも当然ある。
決めたのは自分、なのに、「こんな仕事なんか…」とレジ店員である自分を見下して、自分は惨め、自分はかわいそうと被害者になっていたんです。自分で決めたことなのにね…。

 

さらに、日曜祝日は、時給が高いから、忙しいけれども稼ぐには効率が良いです。
日曜働くと稼げるから嬉しいなあ!っていう気持ち、最初の頃はあったけど、だんだんとなくなっていきました。不満の方が大きくなっていったんですね。

 

日曜日働く分、平日に休めるのも、実は大きなメリットで、平日、どこに行くにも空いているというのは、とても良い事なはずなのに、そこにも目を向けていませんでした。

さらに、「私だけがしんどい思いをしている」という被害妄想により、一緒に働くスーパーの仲間も、他業種で日曜出勤が必須の方々も、日本全国大勢いるのに、私の中にはそういう方々が存在していませんでした。

 

日曜祝日に働く人がいなければ、それこそ、スーパーは営業が出来ません。
でも、日曜日にしか買い物できない人もいるでしょうし、日曜の特売を楽しみにしている人もいる。 つまりは、日曜祝日に働くことで、人の役に立っている…!
誰かの役に立てることの喜び。
こういう意識もまた、私の中にはありませんでした。

 

まさに今日、ご勤務のあなたへ

今回、このようなお恥ずかしい過去の自分のことを記事にしたのは、まさに今日が海の日で、三連休の方も多く、お出かけモードな世の中の雰囲気の中、出勤の方も沢山いらっしゃって。

中には、「休日は休みたい」「みんなが羨ましい」「こんな仕事なんか…」って思いながら、憂鬱な気持ちで仕事に行く方もいるかもしれないので。”日曜日のテレビ、見たい見たい病” の方もいるかもしれないので…書きました。

 

確かに、日曜祝日って、お店が混んで大変。疲れます。お客さんみんな、うきうき楽しそうに見えます。なんだか自分だけが惨めな感じがするかもしれません。

だけど…。不満の反対側には、必ず良い点があるんですよね。 
どっちに重きを置くか、どっちを見るか…。

不満だらけで働くよりも、やっぱり、少しでも気持ち良く仕事に行けた方が良いですね。不満に目をむけていると、精神的にもすっごく疲れて、くったくたです。

だから、自分のためにも、そして、不満そうな顔で接客していたら、お客さんも不快にさせてしまうかもしれないし、一緒に働く同僚にもそうだし、だから自分のため、他人のために、良い面に目を向けることが大切なんだと思います。

時々立ち止まって、自分自身を振り返ってみることって、すごく大切です。

 

休日出勤が不満なときは

 

・休日出勤のメリットを数え上げる(時給が良い、平日休めるから、どこもかしこも空いている、忙しいから1日があっという間に過ぎる)
・人の役に立てていることの喜びを感じる
・自分だけが惨め…と思ったら、同僚たち、他業種の方など”仲間”に目を向ける。
・この仕事を選んだのは自分、この仕事を続けているのも自分、ということを自覚する
・日曜日は家で休みたい、という自分自身の気持ちは否定しない。休みたい自分に「そうだよね、休みたいよね。いつも頑張ってるよね!」って優しい言葉をかける。
 
 

そして私は、日曜祝日も働いてくださっている方々に、ありがとうございます、と感謝の気持ちで、買い物やお食事をしようと思います。

日曜祝日にお仕事をしてくださる方がいるから、私は欲しい物を買う事ができる。食べたいものを頂ける。 あなたのおかげです。ありがとうございます。

また、過去の私にも、敬意と労いを。

あなたもそうしてください。 一生懸命働いてらっしゃるのですから!
あなた自身に、敬意と労いを…!  忙しく働いて、いつもお疲れ様。よくやってるね、わたし♪ って。 

そうしたらきっと、日曜日の仕事の憂鬱さが少し軽くなると思います。 そして、平日、どこもかしこも空いているお休みの日に、のんびりと好きな場所に行ったり、おいしいご飯を食べたりして、リラックスしてください。本当に、お疲れ様です!!

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