人に合わせて悪口を言ってしまうのを止めたい

話を人に合わせてしまうっていう事を昔からしてきたので、「よーし!今日からは!人に合わせるのはもう止めるぞ! 思ってもいない事を口にしたり、言いたい事を遠慮して言わないのはもう止めるのだ!やめるったら、やめるのだーー! えいえいおー!」と固く決意をしても、結局ダメなんです。
その場になると今までどおり、人に合わせてしまう。

「くっそー!あの固い決意はどこにいったんだ!決意!どこにいったんや!決意ー!」と自分の”決意”をきょろきょろと探してみれば、遥か彼方で、『決意~?!何のことどすえ?』ってな顔をして、のほほんとお茶をすすっています。

「やい!決意!われの決意はそんなもんかえ…!むぐぐぐぐ」 

こぶしを握り締め、遠くにいる決意に呼び掛けたなら、決意は涼しい顔をしてこう答えます。

「はい。そんなもんどすえ。」



固く、揺らぐことのない決意はどこぞ…。


当たり障りのない話題であれば、人に合わせてしまっても、困らないんですけどね。
でも、話題が、例えば誰かの悪口だったら…?

本当は悪口を言いたくないのに、そこにいる人に合わせて、自分も一緒に言ってしまうとしたら、やっぱりそれはどうにかしたいと思うわけです。

「人間関係構築コーチ」として仕事をする前は…周りに壁を作り、人を避けまくっていた頃は…悪口を言うのが好きでした。 
悪口を言わなくちゃ、ストレスが発散できないと思っていました。 悪口を言うのが良くないなんて、まったく思っていませんでした。

でも今は違っていて、出来る事なら、言わないでいたい。
言うと、なんだかこっちの気分が悪くなるんです。
言うと、「どの口が言うてんねん! 私は人の事をとやかく言えるほど立派なんか!?違うでしょうが!にゃろめ!」 って思うんです。 このように…↓


他人の悪口を言っていたら気分が悪くなりました
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悪口に同調した後が肝心

しかし現実は、悪口を言わないぞ、と決意しても守れない。次こそ、言うのをやめようと決意したって、言ってしまう…。
そこにいる人たちと違う言動をとる=嫌われる という思い込みがあったり、今でもどっかで「悪口を言いたい」という自分もいるのかもしれない…。

このような状態なのだから、「まったく言わない」という事は、今の私にとってだいぶハードルが高い事なんだ…。 そもそもにして、レベルが高いんだなあ…。
と、この間ハッとしました。

私にとって人に合わせない事って、
バスケ初心者なのに、いきなり3点シュートを決めようとしているようなもんだ。
バスケ初心者は、まずはドリブルが出来るようになることからでしょうよ…。
いや、まずは体力作りのジョギングからや!!
走れ!まずは1km! 話はそこからだ!

…なんだわあ。 もっとハードルを下げたら、出来るかも?!

そうだ、人に合わせて悪口を言ってしまったら、言ってしまった後にフォローするのはどうだろう。


〇〇さんて、ほんっと、自分勝手だよね~



ほんと。今日もあーでこーで、イライラしちゃう!



・・・と悪口が始まって、一緒になって悪口を言っている自分にハッと気づいたら、「良いところもあるんだけどね」ってフォローするんですよ。

わたし
わたし

まあ、元気が良いっていう、良い面もあるんだけどね~。




…という感じで、付け加えるんです。


良いところを言うのが、その場の雰囲気的に無理だったら、

わたし
 

私も、人の事、とやかく言える人間じゃないんだけどね~。

なんてのも、ありですね。


実際にこれ↑を試してみたら、「また悪口を言ってしまった、意思が弱い自分」と自己嫌悪に陥ったり、気分が悪くなったりしませんでした。
悪口を言わない!と決めるよりも、かなり実行しやすかったです。これ、いいかも!


これが出来なかった場合…うっかり忘れてしまっていた場合は、家で一人の時に、悪口を言ってしまったその人の良いところを探して紙に書き出すこともしました。

これもまた、”言ってしまった罪悪感”が軽くなりました。



それをするのは誰の為?

悪口を言ってしまった後は、とても気分が悪くなります。それってさ、したくない事をしているんだから、「自分を大切にしていない」って言えるよね…。

なぜ言いたくないのか?って考えると、バチが当たりそうだからとか、悪口を言う人は他で悪口を言われる人だから…とかではなくて、自分が気持ち良く生活したいから というのが一番なんです。

流されたくない。自分の言動に責任を持ちたい。…そんな風にも思います。
私は心のどこかで『悪口を言う人が一番悪い。私はその人のせいで、一緒になって悪口を言わされていて、気分を悪くさせられている』って、被害者意識があったなあと気づきました。

そうしたら、「それはあかん!」って、背筋がピシッと伸びたんです。 ぽけーっとしていた決意が、決意らしい顔つきになったような感じがしました。

よし、決めた事は守るぞ!って自分の中に一本芯が通ったような感覚になりました。

 

一切悪口を言わない人もいるけど

まったく悪口を言わない人が、職場にいらっしゃいます。
誰もが口をそろえて「出来た人だ」と言います。
悪口を言わないだけじゃなくて、仕事ができる、空気が読める、出しゃばらない…と本当に人格が素晴らしいので、その方を悪く言う人を見たことがありません。

つい、そういう方に憧れて、そういう風にならなきゃ!と、目標を高くしてしまうのですが…。
まったく悪口を言わないその方は、私が悪口を言うのが好きだった頃からきっと悪口を言っていなかったでしょう。

私はまだまだひよっこですよ。
立派な方と比べずに、今の自分にできることをしていく…。 やっぱり出来ないなあって思うなら、また違う方法を探してやってみる。やってみて、また他にも思いついたことがあれば、やってみる。

そうやって、ピヨピヨ鳴いていたひよっこがだんだんと成長して、コケコッコー!と大きな鳴き声を出せるようになっていくんでしょう。 だから、とにかくやっていくしかないんです。そして、工夫・改善をしていくことですね!

引き続き、やっていきますピヨ。


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