試験でド緊張!でも緊張は当たり前

今年は…いえ、昨年から、ある資格を取るために、コツコツと勉強を続けていました。こちら↓は今年の4月に書いた記事です。

自分が悪いのか、周りが悪いのか?
資格取得の為、数か月にわたり勉強をしてきましたが、ついに試験が終わりました。難しすぎる問題に「自分の勉強不足だ」と落ち込んだのですが…。

その試験は二次まであって、一次は筆記、二次が実技です。上記の記事を書いたのは、一次試験の筆記が終わった後でした。
ギリギリセーフで無事に筆記は合格したので、鉄腕アトムの恰好はしなかったものの、思いっきり、100%のガッツポーズをして喜びました。一次試験突破のお祝いにケーキも食べました。美味しかったです。

さあ、次に待っているのは、二次試験…”実技”です。
実技は筆記と違って、目の前には試験官がいて、わたしの動作を上から下まで、チェックするのでしょう。ギロリとメガネの奥の瞳が光るのでしょう。そうしてわたしは、トンビに狙われたヒナのごとく縮み上がるのです…。

筆記は。筆記なら。向き合っているのは”机”そして”問題用紙”そして”シャーペンと消しゴム” …そう、すべて”物”です。

しかし、実技で向き合うのは…”目” ”鼻” ”口” …生身の人間です!! 物は良い。視線が突き刺ささらないから。
うおー! I LOVE 物!

うっわーー緊張するよおおおおおーーーーー!!!!!

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練習はいつも一人

実技試験の内容は、予め公表されているので、準備ができます。
わたしも、空いた時間にコツコツと練習をしました。

でも、練習はいつも一人…。目の前にギロリと目を光らせて難しい顔をしている試験官がいるという設定で、当日をイメージしながら練習をしてみるものの、結局は、一人。

嫌がる息子に『試験官になったつもりで、怖そうな顔をして目の前に立っていて』とお願いしたとて、息子はニヤニヤしてばかりで、練習になりゃしません。チッ!


あーあ、当日は緊張するだろうなあ。でも、どれだけ緊張するんだろ…。
筆記試験は学生時代から何度も経験しているけど、実技試験って多分、したことない。初めての経験なんだよなー…。 就職活動の面接も緊張するけど、その緊張とも違いそう…。


そうこうしているうちに、試験当日を迎えました…。


緊張をほぐそうと試みる

初めて行く会場だったので、道に迷わないか、迷って遅刻しないかと、朝から緊張していました。 出発時刻を予め決めておいたものの、やっぱり何があるか分からないから…!と、予定よりもさらに30分早く出発しました。

もともと早めに会場に着くように出発時刻を決めたため、そこから更に30分早く家を出たのだから、当然、もんのすごい早く…会場が開く時間よりも1時間以上早く着いてしまいました。

遅刻するよりは良いだろう。と自分に言いながら、入り口が開くのを外で待ちました。わたしのような心配性さんがすでに数名いて、それぞれ無言で待っていました。

外は雨。…湿気で髪の毛がぼわんぼわんしているに違いない。ぼわんぼわんの髪型で試験官の印象、悪くならないかな…などと考えていた時はまだ余裕がありました。
緊張はそれほどでもありませんでした。とりあえず会場まで無事にたどり着いたという安心感の方が強かったです。

しかし、いざ出入口が開き、会場内に入り…自分の順番を待っている間に、どんどんと緊張感が高まっていきました。
自分の番が近づくにつれて、心臓のバクバクが大きくなっていきます。

やばい!緊張感って、どうやって鎮めるんだっけ?!

あ、そうだ!対策を考えてきたんだった!

そう、緊張することは目に見えていたから、緊張をほぐす方法も考えていたのでした。思い出して良かった! 緊張をほぐす方法、それは・・・


好きな人たちの事を考える! 

そうそう、私が好きな人。大切な人。家族に友達。それから、楽しいこと、嬉しかったことも、思い出そう・・・。そしてゆっくり呼吸するんだよ。

家族や友達が頑張れ!って言ってくれている…。

おお、ちょっと、緊張がゆるんだ…かも…!

…よし、次々に、思い浮かべよう。楽しいこと、嬉しいこと、幸せなこと…。

…あ、次の人が呼ばれた!わたしの番がくるまであと2人!

うわああーー 緊張してきた!

あーー怖いーーーー!

いやいや。楽しい事、楽しい事…。

えーっと。えーーっと。

あ!また、次の人が呼ばれた!! 

いよいよ、わたしの番だ!!!

いいのいいの。楽しい事、楽しい事…

うわああーーー!!!!  ドキドキドキドキドキドキドキドキ・・・・

楽しい事を考えようとしても、すぐに緊張の波にのまれてしまう…。いかーん!うまくいかなーい!そうこうしているうちに、わたしの番になりました。

室内に入った時、二人の試験官がどちらも女性で、目がギロリとしておらず、怖そうではなかったことに少々ほっとしました。
そこから先は夢中で、あまり覚えてないですが、とりあえず、頭の中が真っ白!!という事態にはならず、どうにか練習したことができて、無事に試験を終えました。

ああ・・・終わった・・・。
こんなに緊張するんだなあ・・・。

自分が想像していた以上の緊張感でした。

そして、帰り道、気付きました。

試験は、緊張して当たり前だということに。
そりゃ、緊張するやろ。 そわそわするやろ。
場数を踏むことが、緊張をほぐすナンバーワンの方法なんだろうなあ。
初めては緊張するよ、そりゃ…。

今回は、緊張をほぐそう!って思えただけでOKだわ!そして一瞬でも、実行できたんだからOK!

不合格かも…という不安を抱えつつ、OK!OK!と自分を励ましながら、家路につきました。 今回もまた、ケーキを買って帰ることは忘れません。自分へのご褒美は忘れません。ご馳走様でした。

緊張するのは当たり前

緊張感から解放され、不合格かもしれないという一抹の不安はありながらも、もう勉強しなくていいんだ!という嬉しさと解放感の日々。あー嬉しいわ。ゴロゴロ。
もうアタフタしたってしょうがない。なるようにしかならん!と結果を待つ事、約1カ月。

いただきましたよ、合格通知! バンザイ!

合否の通知が家に届いて開ける瞬間もめっちゃ緊張したなあ。
緊張って、するもんだよな。そりゃそうだ。それだけ頑張ってきたって事だし、それだけ受かりたいってことだし。しないわけないさ。
逆に、あの試験で緊張しないっていう人がいたら聞いてみたい。『あなた、さては、スーパーサイヤ人?!』と。

緊張をほぐそうとするのも大事だけど、緊張するのは当たり前だよって自分に言ってあげることも大事だと実感しました。

そして今、こうして記事を書きながら思い出したこと。

緊張している時は、ごまかさずに『緊張するよー!!』と言った方が、実は緊張がほぐれるのだと、何かで読みました。うろ覚えだけど。

…今更かい。

まあ、今回、ド緊張した経験のおかげで、次のド緊張への耐性が少しできたかもしれません。次また同じような状況になったら『あ!これね、これこれ。この間もあったわ~』って思えるかもしれないです。何事も経験ですね。そして、勉強は大変だったけれど、いい経験になりました。

これからも、緊張している時は、緊張するのは当たり前だよと自分に言いながら、緊張とともに前に進んでいこうと思います。

 

 




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