起きた出来事をどう見る?マイナス面ばかり見ていませんか?

※今日の話は、ネコのゲーの話なんで、何か食べながら読むっていうのはやめた方が良いと思います。


えーっと。 朝起きたら皆さん、最初に何をしますか?

多分だいたいの方が、トイレに行くんじゃないかと思うんですけどね。
もれなく、わたしもそうなんですけど。

でも昨日は違いました。 昨日の朝は、起きてすぐにトイレに行かず、まずネコちゃんにご飯をあげました。

トイレに行きたいのを我慢して、ねこちゃんのご飯を用意しました。
どうしてかって、ねこちゃんがお腹を空かせてミャーミャーとわたしにご飯を催促していたからです。

今お正月休みなんで、いつもよりもだいぶ遅い時間までわたし、寝てるんです。ああ幸せ。
でもネコちゃんにとっちゃいい迷惑ですね。 いつもならお腹が満たされている時間なのに、なんでか飼い主が起きてこない。 お腹ペコペコ。 アホ面でグーグー寝てる飼い主、こんにゃろー!って、猫パンチのひとつもお見舞いしたくなりますよねえ。


そんなわけで、ご飯を催促する鳴き声と猫パンチ攻撃によって、しぶしぶ起きまして。
トイレを我慢して、真っ先にご飯をあげたってわけです。

二匹ともがつがつ食べはじめまして。
わたしはトイレに行きました。


で、トイレから出たちょうどそのときに、です。

 

ゲッ ゲッ グエッ

 

っていう声が聞こえてきたんです。

 

 

この声の正体が何かは、すぐにわかりました。


「え?カエル?この季節に、カエルがいるの? しかも家の中に??」なんてことは1ミリも思いません。

正体は、猫ですよ。
うちの猫。


猫ってわりとよく吐くんですよね。飲み込んだ毛玉を定期的に吐き出すらしいです。あの吐く直前の声が、ゲッ ゲッ グエッ

だってことは、今まで何回か耳にしてるんで、そりゃあもうすぐわかります。

 

 

ネコが吐く場合、困るのは、吐く場所を選ばず、どこでもやらかすってことです。

人間だったら、吐く直前にトイレに駆け込むじゃないですか。トイレが間に合わない!!っていうときも、どうにか床に散乱しないように、ビニール袋とかゴミ箱とか探すでしょ。 でもネコは一切なんもしないんです。 


ゲッ ゲッ グエッ

が始まった場所で。 その場所で。一歩も動こうとせず。一歩もトイレに近づかず。一歩も洗面台を目指さず。

そこでやらかしてくれるわけです。一歩くらい、動いたらどうかね、ねこさん?

まったく動かないその場所が、カーペットとか布団の上だとね、掃除が大変ですよ。

 

今回、ゲッ ゲッ グエッ をしている場所は、こたつの上でした。 こたつの上の端っこにいたんです。 このままやらかすと、端っこだからテーブルの上じゃなくて、こたつのカバーにぶちまける予感がします。 いや、予感っていうか、確実にそうなるよね。 ノストラダムスの大予言が当たる確率よりも高い確率でそうなるよね。

しかも今、ご飯食べたばっかりじゃん。 ってことは、ご飯全部出てくるじゃん。 やだ。 こたつカバー、一昨日洗ったばっかりなのに。 
綺麗にしたばっかりなのに。やめて。そこでゲーしないで!!!!

今にも口から出てきそうなので、咄嗟に猫に駆け寄ってわたしは両手でネコのゲーを受け止めようとしました。

動作がのろいわたしが、ですよ。
今回ばかりは機敏でしたね。 本当にやばい!っていうときは、このくらいきびきび動けるなんて、初めて知りました。


ゲッ ゲッ グエッ 
の最中に、まだ、ものが出てくる前に。
猫の口元に両手を差し出すことができたんです。間に合ったんです。



が。 まあ、そこはわたしってもんです。そうスマートにはいきません。


 

 

 

半分のゲーが、手からこぼれてしまいました。

 


この色、やめて。

 

手からこぼれた半分のゲー。 なんてこったい、こたつカバーに転落だ!! ・・・と思いきや。

ギリギリこたつの上にゲーがとどまったんです。 わたしの手によって、ゲーの方向が変わったみたい。ノストラダムスの大予言より確実にそうなると予想してたことが起こりませんでした。 

しかしカバーは無事でしたが、手で受け止めきれなかった半分のゲーは、こたつの上の、テレビのリモコンの上にかかってしまいました。

 

ゲー on TVリモコン  です。

 


だからこの色やめなさいって

 

 

 

 

テレビリモコンて防水ちゃうやろ? ちゃうよね??? アカンやん!!やばいやん!!!

 

と、焦るものの、どうすることもできないわたし。 だって、半分のゲーがわたしの手の中にあるんだもの。  ああ、まず最初に手を洗わなくっちゃ。 この生暖かさに包まれたわたしの手を洗わなくっちゃ!

水道で手を洗い、慌ててリモコンも拭きました。 でもボタンの隙間にちょっと入り込んでしまったゲーに関しては、うまいこと綺麗にできませんでした。 

 

 

事実をどう捉えるかはあなた次第です!

さて、あなたはここまで読んで、何を思いますか?

 

もしかして、正月早々、ネコのゲーの話かい! やめんかい!…って思いました?
いやいや、わたしはそこが聞きたいんじゃないんですよ。

ゲーの話を正月早々するなっていうのは、まあ、ごもっともですけど、でもまあ、そこはいいじゃないですか。頼む、そっとしておいて。 

そうじゃあなくてですよ。
半分のゲーが手の中に、残りの半分はリモコンにONという出来事を、どう思うかって話ですよ。


ネコのゲーを半分しか受け止められなくて、あーあ・・・って思うか、

ネコのゲーが半分キャッチできて、こたつカバーは無事でよかったね、って思うか。

ネコのゲーONリモコン って、サイアクじゃん!! って思うか。

手にゲーをONするってあり得ないんだけど!!! って思うか…。



どうですか?

わたしはね、最初思いました。 手から半分がこぼれてリモコンにONしてしまったときに、「うげええええええええーーーーーーーー!!!!!!」 って思ったんです。

リモコン!! リモコンがああああああーーーーーーー!!!! ってショックだったんです。

リモコンについちゃったよ!! ゲーだけに、ゲエエエエエエエーーー!!! っていう気分だったんです。 

ゲーだけにゲーって。(2回言う)



でもね、それから考え直しました。 初めてのゲーキャッチャーで(UFOキャッチャーみたいに言う)半分キャッチできたってのは、なかなかじゃないか!!と。

初めての試みなんだから、まったく手にかすらなくても不思議じゃないのに、半分キャッチできたなんて。 ネコのゲーの生暖かさをこの手に感じることができたんです。初めてなのに。


上出来じゃん!!! UFOキャッチャーで、ぬいぐるみをキャッチできてウイイイーーーーンって持ち上がって、よっしゃーーーー!!イケイケーーーーー!!って興奮してたら、ゴールの手前で落っこちちゃう・・・っていうのは、何回かUFOキャッチャーを経験してる人が味わえる体験でしょ。
初めてじゃーまあ、ないっしょ 掴むことすらできないっしょ。

でも、わたしはそれを初回でやりよったんです。UFOキャッチャーは一度もキャッチできたことはないけど、ネコゲーのゲーキャッチャーではできたんです。 

 

半分キャッチできた。そして半分はリモコンに落ちた。
それを、よし!って思うか。 うげー!って思うか…。



今までの人生、わたしはずーっと「うげー!」派でした。マイナスな事に意識が向いてしまうんです。 今回も、最初そうだったんです。

でも…。 ゲーキャッチャーというハラハラドキドキのスリリングゲームを楽しめたとも、考えられるわけで。 
ハラハラドキドキ…の結果、
リモコンにONかい!! うっけるうううーーーー!!!! 

 

ってね。まあ、わたしはそこまで楽しむことはできませんでしたが、そういう楽しみ方だってアリですよね。 

 

これは何も猫ゲーに限らずで。
日常で、あれダメこれダメ、サイアクだ…って思ってしまうときも同じだなって思います。

例えば、初対面の人とあまり会話が続かなくて沈黙になっちゃった・・・なんていう時に。
沈黙になったっていうところだけ見ると、話し下手な自分が恥ずかしかったり情けなかったり、やばい沈黙だよ…!ってあたふたしてしまって、余計に頭が真っ白になってしまうけど。
そして、自分のダメさ加減に嫌気がさしてしまうけど。

ちょっとでも会話ができた、という部分を見たら、初対面なのにまったくの無言にならず、いくつか質問もできたぞ!とか、緊張したわりにはよくできた!って自分を認めてあげられて、あとあとまで気分が良いですね。

 

前者は、「あーあ、やだなあー」とか「どうして自分はこんなにできないんだろう」ってついつい、マイナスに目を向けてしまう癖があるってことですけど、
そういう癖を自覚して、「あ、またクセが出たぞ。 悪い事ばかりじゃなくて良い事もあったよね?」って考え直す、このひと手間が大切だって改めて感じました。
これをして、良い面を見つけられたら、気分がだいぶ変わりますんでね。


ということで、次回のゲーキャッチャーでは、ゲーの三分の二を手中におさめることを目標に、ワクワクしながら、ゲッ ゲッ グエッ を今か今かと待ち構えようと思います。

マイナス面を見てしまうというあなたも、ちょっと意識を変えてみて、「良い事はなかったかな?」って考え直してみてください。ひとつでも見つかったら、きっと気分が変わると思いますから!

 

 



どんとこい!ゲー!!
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