4月の職場って…。
異動、転勤、新入社員…。環境もメンバーも変化して、なんだのかんだのとあります。
スムーズに波に乗っていければ万々歳。だけどやっぱり人相手だし、そうは問屋が卸しません。
3月までと違って、うまく連携がとれなくてスムーズにいかないこともあり、思ってたのと違うとか…戸惑いや不満がね、たまってしまうこともありますよね、そりゃあね。
4月って、春だね~♬と、桜を見ながらうっとり、うきうき…そんな季節のはずですが、我が職場で言うと、もっとも戦々恐々な月かもしれぬぞなもし…。
何が言いたいかというと、
職場の同僚が、モロ不機嫌でした。
モロ・モロ・モロ・不機嫌
モロ不機嫌だったのは、過去記事でも登場しています、こちらの方…↓
月日が経つにつれ、強さがパワーアップしているよね…。
此度は(も)、ほんとにすごかったなあ。
モロ不機嫌、モロ不愛想、モロ態度悪い、モロ目つき悪い、モロ返事しない、モロ目を合わせない、モロ声ちっさい、モロ睨みつけてくる、モロ師岡…。
誰か一人に対して不満があるというよりも、組織全体に不満、何から何まで不満、目に映るすべてが不満…なんて様子に見えました。
強い人だってことは知ってましたけどね。分かっていたけども。いやはや、モロがモロすぎた!!
ああー、おっかない…!
私、何か悪いことした?! と、モロモロな彼女に対し、恐れおののく同僚たちが数名…。もちろん、私も。
しかし、私の場合、彼女は後輩で年下なので、後輩相手にビビっている自分って、ダサいよな…と思う自分もいて(出た、見栄っ張り)、腹も立っていました。
なんだよ、あの態度!! 生意気だわー!ほんっと、可愛げがないったらありゃしない!!
不機嫌に引きずられることが嫌なんだ
毎朝出勤するたびに…いえ、家にいても、ちょいちょい彼女のことを考えます。考えたくないのに、考えてしまいます。
今日のモロさんの機嫌はどんなだ…?!
はあ~いやだわ。会いたくないわ~。
どう接したらいいんだろ…。
っていうか、なんでこっちがこんなに気を使わなくちゃいけないんだよ!!
いい加減にせんかい!!
彼女の性格は多少なりとも、分かっている。今回の不機嫌もそのうちにおさまるだろう、ということは予想できます。今までもそうだった。
だけど、だけど…! しんどい!いやだ!顔を合わせたくないよおーー!!!
…案の定、モロさんは、徐々に機嫌を直していきました。モロのピークは10日間くらいだったかなあ…。
ほらね、いつものパターンだよ。
気分の浮き沈みが激しすぎるーー!
だったら放っておけばいいじゃん!って思うんだけど。
思っても、出来ない。わかってるけど、出来ない。あ~困ったな。
私がもっとも嫌なのは、モロ不機嫌な彼女自身・・・ではないのです。
その不機嫌さに引きずられて自分まで不機嫌になったり、彼女のことをすごく気にして、びくびくしている、自分自身…。ニコニコしてればホッとして、ぶすっとしてればびくびくしちゃう私自身。
ひっぱられたくない。それが一番。
家に帰ってまで、考えてしまう自分が嫌なのです。
モロさん、いったんは落ち着きましたが、今後またふとしたきっかけから、不機嫌をまき散らすだろうことは容易に想像できる…。
再発を見越して、今のうちに対策というか心構えをね、ちゃんとしておきたい。
まき散らしが始まったときに、引っ張られずに自分を保てるように、どうしたらいいか? 落ち着いている今、改めて考えました。
自分と他人のルールは違うと心得るべし
「人と接するときは、こういう態度をとるべき」という、私が作ったマイルールがあって。それが彼女の態度とそぐわない。だから、許せないし、腹が立つのだと思います。
不機嫌をまき散らす=してはいけないこと
果たして本当にそうなのか…?
いやいや、確かに、そんなことをされたら周りの人は迷惑ですってば!
こんなの、ただの八つ当たりじゃん!!良くないっしょ!
…って思う。思うけど、彼女には彼女のマイルールがあるはず。
例えば「自分に嘘をついてはいけない。人に媚を売ってはいけない!」なんてルールを持っていたとしたら…?
あの態度にも、納得できる部分が…出てくるよねえ。確かに、媚はまったく売っていない。
だから、何、あの態度!!って腹が立ったときは、”私のマイルールと彼女のマイルールは違うのかもね”って考えて、彼女のマイルールを想像してみることで、「あ、そもそも全然違うんだ。彼女と私は、違うんだ。」と冷静になれます。
期待すべからず
私自身が良い人に見られたいという欲が強いものだから、他人にもそれを押し付けがちなのかも…?
他人にもまた、”あなたも、私に対して、良い人でいてね!!”っていう押し付け。
でも…やっぱりこれも、マイルールであって、他人も同じように考えているなんて思ったら大間違い。
相手に期待しちゃっているんだろうな。ニコニコしてくれるよね?!って、期待を。
だけど、私自身が、自分の期待に沿えないことばっかりなのに、ましてや他人が私の内なる期待に応えてくれるはずもなし! 期待する方がおかしい。
それに、期待するせいで、相手が変わるべきだ!相手が悪い! と相手を責めるようになっちゃう。
不機嫌をまき散らす彼女に、腹が立ったり、びくびくしたり…。
こんなときには、「私は彼女に何を期待しているんだろう?」と自分に問いかけてみたら…。
ニコニコしていて欲しい、が出てくる。 その次に、その奥にある気持ちも見えてきました。
これ⇓
私を嫌いにならないでください!!
私を嫌いになってもAKBは嫌いにならないでください!!!の逆バージョン(笑)
嫌われたくない!!という気持ちが強いほど、不機嫌な人のことを許せなくなるのかもね。この二つはセットなのかも…。
なにはともあれ、「私ってば、彼女に期待してたんだ!!」と気付くと、「期待したって無駄無駄無駄無駄アアアアー!」と、ジョジョの奇妙な冒険さながらに無駄を連呼しながら、「彼女はああいう人だもんね。」って、またしても気持ちが落ち着いてきます。
反面教師にする、感謝する
自分のルールで彼女を裁くことをせず、期待もせず、彼女のそのままを認めることができたら、ずいぶんと気持ちが楽になりそうです。
ここで、さらにもう一歩。
不機嫌をまき散らす人がいると、どうしても職場の雰囲気が悪くなっちゃうのは事実。
だから、私はああいう態度はしたくない。ああいう風にはしないようにしよう!
と、モロさんを、モロ反面教師にするのもひとつ。
ああいう態度されたらさ、やっぱり、嫌なものは嫌だもの。私は、人にはああいうことはしないぞ!
って、モロさんを見る度に、決意するのです。
そうこうしていると、「彼女にも彼女なりに悩んで苦しんでいるのだろうな。だけど仕事だし、精一杯、冷静でいようと頑張っていて、それがあの態度なのかもしれないよね~…。」…なんて、カッカしている自分じゃ難しい、「相手の立場に立ってみること」が自然とできたりもして。
さらに、彼女のおかげで、私は自身を振り返ることができたんだよね~…って、感謝も湧いてきました。
自分の中のルールを他人に押し付けようとしたり、他人に期待をしてコントロールしたがったり。
そんな自分の良くない癖。これに気づけたのは彼女のおかげ。
モロをありがとう。むしろ、モロでありがとう。(今だから思えることだけどさ…)
自分が成長する機会
不機嫌をまき散らしてくる。八つ当たりされる。
そりゃあいい気分ではいられない。
だけど、「何なの、あれ!!」 って相手を責めるだけで、終わらせないで。
こんなに引きずられている自分はダメだ、と自分を責めて終わらせないで。
嫌な気持ちと向き合ってみること。
そこには、見たくなかったものがあるかもしれない。だけど、自分自身を振り返ることで、きっと成長できるから。
コミュニケーションが苦手で、人付き合いがうまくいかない自分のためになる。
そうなの、私だって、人付き合いが苦手なの。彼女もきっと、人付き合いで苦しんでる。
タイプが違うけど、同じだよね。ある意味、仲間ではあーりませんか!
・・・次回のモロ不機嫌が勃発したときには、今回よりも落ち着いて、引きずられない自分でいられたらいいな。ほんのちょっぴりでも!
ちなみに、あなたに合った対処法は、れんしゅう倶楽部で具体的に見つけて、練習することができますよ。