「こんな人だと思わなかった」とがっかりした時は

「こんな人だと思わなかった!」って誰かに思ったことありますか?

わたしはつい一週間ほど前に思いました。

 

ところで、「こんな人だと思わなかった」の言い方っていくつかありますよね。

例えば、「むっきーーーー!!こんな人だと思わなかった!!」って、裏切られた気持ちで悔しくて、ハンカチを口に加えてぎゅーっとやって、最終的にハンカチを食いちぎっちゃう、ワイルド系な言い方。





「しくしく。こんな人だと思わなかったわ…ぐすん。」
と、静かに涙を流しそっとハンカチで拭きながらひっそり悲しむ、おひとりさま系の言い方。





「まじウケるー!こんな人だと思わなかったわああー!!あっはっは!!最高!!」と、いい意味で言うあんたナイスだね系。




他にもありますかね?あるかもしれませんが、もう画像を探すのがしんどいのでやめます。



ちなみに、わたしが先日「こんな人だと思わなかった」と感じた時は、「あーあ。いやんなっちゃうわ。こんな人だと思わなかったなあ…。」と、ため息をつきながら石ころをコツンと蹴る…そんなかわいこちゃん系です。




やい!自分のときだけかわいい写真使うなや!!

って文句のひとつも言いたくなったかもしれませんが、そんな方にわたしはきっぱりと言わせていただきます。



べつに良いじゃんか!!!!




ところで、いい意味で使う場合をのぞいて、「こんな人だと思わなかった・・・」とぶつくさ言ってる人に対して、「あなたが勝手に期待していただけじゃん?」と冷静に指摘する人もいると思います。
わたしが血眼になって探したかわいい画像については完全に無視して、そこはまるでなかったことにして、重要なポイントだけを冷静に指摘する方もいると思います。

実際、そうなんですよね。わたしが勝手に相手に期待してたのです。とっても素敵な人なんだろうなって。相手の方は何も言ってませんもん。「自分はめっちゃ優しくて、めっちゃ仕事できて、めっちゃ面白い人です。」なんて言ってませんもん。結局、わたしが勝手に想像して期待してたのですよ。

でもさ、今だからこそそう思えるだけで・・・やっぱりさ・・・第一印象が良ければ期待しちゃうんですよ。自然と、期待しちゃってる自分がいるんですよ。


かつて接客研修に行った時、第一印象は最初の3秒で決まり、その印象がずいぶん長く続くみたいなことを聞きましたけど、本当に第一印象ってすごい威力を発揮するなと思います。

第一印象が良ければ、もっとこの人と話がしてみたいって思ったり、この人は自分のこと分かってくれそうだとか、頭がとても良さそうだとか考えて次に会うのが楽しみになります。そのとき自分のハートには期待という名のつぼみがついていることでしょう。
そうして二度目に会ったら・・・また、良い印象を持ちました。やっぱりこの人とは話が合うわ♪と嬉しさとともにまた期待が膨らんで、つぼみが開いて三分咲きになっています。

しかし、三分咲きに喜んでいるわたしには、期待しちゃだめよーだめだめ♪なんてかつて一世を風靡した・・・えーっと、名前が出てこないけど・・・あの・・・そうあのお笑いコンビの、ほら、わかりますよね。あのお二人が止めに入ってくれるはずもありません。
三度目、四度目・・・と会うたび、この人いい!この人は信頼出来る!!などと印象がぐいぐい上がっていって期待の花は最終的に満開になるのでした。

満開になる頃には、けっこうな回数顔を合わせ、いろいろな会話をしてお互いのことがわかるようになってきています。 そこからずっと素敵な関係が続けばいいですが・・・そういかないケースもあります。
今回のわたしがまさにそうですよ。

満開になった花が散る日がやってきました。花びらが一枚、二枚・・・ひらりひらりと地面に落ちていくように、 わたしの心の中は「この方は信頼できる!!」という期待の花がちょっとずつ散っていきました。

曇っていく自分の心

どのような出来事だったのかお相手のプライバシーもあるので詳しく書きませんが、仕事上の関係者で、恋心とかではありません。

この方、最初に会って話をした感じだと、非常に頭が良くて話も面白く、なおかつ気配り上手で・・・とても良い印象を持ちました。

ところが最近は、周りの意見にめっちゃ流される人だということが判明しました。なので言うことがコロコロ変わり、共に仕事をしている人々にけっこう迷惑をかけています。

また、わたしの発言したことが、その方の発言になっていたり、ご自分が言ったことなのになぜかわたしが言ったことになっていたり・・・。


最初は「ん?」程度でしたけど、最近は



いい加減にしろやおっさん。まじで。

と、内心イライラするようになりました。


 

 

あ。ここまで読んで、「どこが?」って思った方もいると思います。

あなたのどこがため息つきながら小石を蹴るかわい子ちゃん系なんですか?」と。かわい子ちゃんはおっさんなんて言いませんよ?と突っ込みたくなった人もいるでしょう。いないかもしれませんが、いるかもしれませんので一言言わせてください。





 

申し訳ございませんでした。






まあとにかく、がっかりしたり、腹が立ったり、悲しかったり、と心の中が徐々にどんよりと曇っていったのです。

けれど一方で、分かっているのです。わたしは、白じゃないなら黒!好きじゃなきゃ嫌い!というような極端な考え方に走りやすいということを。
 
なので、過去にも好きだった人を急に嫌いになってしまうこともありました。 
その相手が友だちなら連絡をしなくなり、同じ職場にいる人の場合には、仕事を辞めました。そうやってぷつんと関係を切っていたのです。

過去の自分は、コミュニケーションがうまくできない一因がこういった考え方の癖によるものだなんてさっぱり知らなかったため、好きだったのに急に嫌いになる自分にただ戸惑っていました。そしてこんな自分を嫌っていました。

でも、今はちょっと違います。コミュニケーションを難しくさせるこの考え方の癖を変えたくて、試行錯誤している最中です。なので今回も「こんな人だと思わなかった」という状態のまま放っておくことはやめようと思いました。



好きor嫌い の極端な自分を変えるために

まず、その方のどういうところが嫌なのかを箇条書きにしてみました。すると、こういう理由でがっかりした、とかこういうところに不信感を感じているんだ、などと整理することができて、頭が少しすっきりしました。

そして・・・何度も顔を合わせているとはいえ、仕事上の付き合いのみです。その人の、仕事上でのごく一部分だけしか知らないのに、その人の大部分を分かった気になっていたんだな、とも思いました。

本当は、知らない部分が山程あって当たり前で、今まで知らなかったその人の新しい一面を発見したってちっとも不思議じゃない。それが短所であっても、長所であっても。新しく知った部分ばかりをクローズアップして、思っていた人と違う…って嘆くのは間違いだな、と思ったのです。

優柔不断だったり八方美人だったり意見がコロコロ変わったり。おいおい、まじかよ!って思うけど、だけど、だからってその人の全部がダメなんじゃなく、長所だってもちろんあるんです。だからわたしはその方に対して良い印象を持ったわけで。
改めて、良いところも書き出してみました。やはり、あります。最初の頃より見なくなっていただけで。

また、意見がコロコロ変わるということは、こだわりが少なくて頭が柔らかいとも言えるし、相手に合わせることができるので親しまれるタイプですね。
短所と長所って紙一重だなあと、紙一枚見つめながら思いました。紙一重と紙一枚をヒップホップの歌詞のようにかけてみたんですけど、うまくできてますかね?


あとは、その方のコロコロ変わる言動で周りが振り回されて仕事が増えることがわりと多いので、そこはやんわりと言えたらいいな、っていうか、言おう、と思いました。
わたしが言わずに飲み込んでいたので、相手はまったく気づかず繰り返すし、わたしはイライラが加速していたのです。
かわいこちゃん系のはずが「おっさんいい加減にしろや」なんて、非常にクチの悪いレディになってしまったのは、我慢していたからに違いありません。あらいやだわ、おほほ。


そうこうしていると、肩にぐーっと力が入っていたのが緩んでいきました。

あと気付いたのは、こんな人だと思わなかった…と落ち込んだり腹を立てたりがっかりしている心の状態のときと、相手のいい面を見て、優しいなあ、楽しいなあ、と穏やかな気持ちでいるときの心の状態とでは、自分の視野の広さがかなり違っているということです。


心の安定と視野の広さ

例えば、心が穏やかな状態のときのわたしの視野は、これくらい↓だとします。




ところが、ん?この人・・・あら?!って、期待ハズレな部分を知ってしまった初期の視野はこのくらいになっています。ちょっと、周りが見えなくなりはじめてますね。




さらに、「この人なんなん??」とイラッとしはじめた時がこちら↓



このあたりで自分の考え方が極端になっていることに気付ければ良いのですけどね。忙しくて、自分のことをじっくり見つめる時間がなくて・・・なんてことになると、さらに視野が狭くなっていきましてこのくらい↓




だいぶ見えなくなってます。さらに放置し続けると見えている部分はこれくらいになります↓



拡大すると・・・

視野、狭ッ!!! めっちゃ狭っ!!




この見えている少しの部分が、相手の嫌な部分。
この画像で例えたら、「なんで?なんで眉毛に手がかかってんの? 目に指が入りそうじゃん。ないわあ。危険やわあ。このポーズで写真撮るってダメじゃない?普通、だめっしょ。 ・・・え?!子どもの手が可愛い・・・ですって??何いってんの。ダメなもんはダメっしょ。早く、手をどかしなさいよ。そんなことしてっからあんたは◯△※?#・・・・」

っていう感じですかねえ。




写真にうつっているはずの笑顔が見えない。美しい景色も見えない。自分が気になってる部分だけ、そこだけ見てる感じです。

相手は特別変わってないんですよ。だけど、わたしの視野がどんどん狭くなってしまうもんだから、こんな人だと思わなかった!もう何もかもが嫌!!ってなってしまうのです。


なんだよあの人!と、狭い視野で嫌なところを見て、苦虫つぶしたような顔で仕事してたら、自分だけじゃなくてその相手の方も、周りの方も不快な気持ちになってしまうはず。

だからこそ、わたしはこのようになりやすいことを自覚して、そうならないように、そうなってるんじゃないか?を定期的に点検しないといけないなと改めて思いました。 車検は二年に一度ですが、そんな悠長なことは言っていられません。二年に一度ならぬ二日に一度の点検で。

 

さて、明日は仕事。この方と顔を合わせたとき、自分の気持ちが先週とどう変わっているのか・・・ちょっと楽しみな自分がいます。うふふ。

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