いきなりですが、皆さんは、洗濯機でどのような物を洗濯しますか?
洋服、シーツ、毛布、ぬいぐるみ…?
基本的に、洗濯機に入れて洗濯する物というのは、”綺麗にしたいもの”ですよね。
ところが、ですよ。
別に綺麗にする必要なんてないのに、洗濯機に入れて洗濯しちゃう物・・・たまにないですか?
我が家では、たまに『何でこれ洗ってしもたんや!!』というおっちょこちょい事件が起こります。
おっちょこちょい洗濯物1 ポケットティッシュ
洗う必要がないのに洗っちゃう定番品といえば、ポケットティッシュです。
息子たちは毎日ズボンのポケットにティッシュを入れて学校に行きます。夜、お風呂に入る前にポケットからティッシュを取り出すのが習慣になってはいるものの…。やはり、たまに出すのを忘れることがあります。
洗濯機の電源を入れるのはだいたいわたしですけど、わたしは『ポケットティッシュが入れっぱなしになっていないかしら?ルンルン♪』なんて毎回チェックをするような”ザ・主婦の鑑!”的な主婦ではありません。
なので、洗濯が終わって蓋を開けたとき、ハッと息をのむのです。
うぎゃあー異常事態発生!!!!!
です。
ティッシュを洗濯するとどうなるか・・・ご経験がある方ならおわかりですよね。
『貴様…! おいらを洗濯するなんて…!この不届き者があ!この恨み、はらさでおくべきか!!』
と言わんばかりの有り様に。
”ティッシュの魔太郎”に変化しちゃったかのごとく、細かくちじりじりに怒り狂って、洗濯機に一緒に入っていたほかの衣類に強力にくっついています。
魔太郎と化したティッシュは、普段の軽やかでさわやかな雰囲気はすっかり消えてしまいます。
その姿は、もはやティッシュではありません。
ティッシュは洗濯機に入れられるのが相当嫌いなようです。洗濯されて相当に恨んでいるようで…
簡単にはあきらめてくれません。衣類についた細かい魔太郎たち、まったく取れないのです。まあ、振り払うくらいで取れるようなら、魔太郎にはならないですね。
もう一度すすぎと脱水をしたって取れないんです。
ティッシュを洗濯した衣類は、以下のような手順を踏まないと取れません。
1.振り払いながら、大きめの魔太郎を落とす
2.すすぎと脱水をし直す
3.もう一度振り払う
4.コロコロローラーを使って細かい魔太郎を取る
5.振り払いながら、干す
6.乾いたらもう一度コロコロローラーをして微細な魔太郎も取る
これでやっとすべての魔太郎が成仏してくれるのです。
忙しい日の朝なんて最悪ですよ。
ティッシュが魔太郎になっている姿を見たら、怒りを通り越して泣きたくなりますね。
先日も、ティッシュが魔太郎化してしまい・・・はああああーとため息をつきながら、この↑手順を踏んだばかり。
そのときに思いました。『そう言えば、これまでも色々と洗濯してきたなあ・・・』と。
おっちょこちょい洗濯物その2・おむつ
使用済みのおむつを洗濯したことがあります。
あれは確か長男が2歳頃だったかな…。
なぜ、おむつを洗っちゃったのか。
これはもう『摩訶不思議』としか言いようがありませんよね。
だって、おむつってそれなりにサイズが大きいじゃないですか。
ポケットティッシュは小さいし軽いから、気が付かなくても仕方ない部分はありますよね。
なぜ、おむつに気づかない・・・?!
しかも。使用済みだったんですよ。
おしっこが吸収された後のおむつを洗ってしまったのです。
ってことは、おしっこ分の重さも加わっていたってことです。ずっしりしてるおむつ、なんで洗うかね??謎です。わたしの行動が謎です。
ところで、使用済みのおむつを洗濯するとどうなると思いますか?
けっこう、びっくりしました。
おむつの形はそのまんまなんですが、
とんでもなく重くなる
のです。
洗濯機の水をこれでもか!これでもか!!っていうくらいに吸い込んだみたいです。
ポケットティッシュが魔太郎ならば、おむつは星のカービイです。ぐいぐいとすごい勢いで吸い込んみます。
おむつは重たくなるだけなので、片付けは非常に簡単でした。ティッシュのように洗濯機に放り込まれることが嫌いではないようです。
ただ、ひとつ気になるのは、おむつを洗濯する前におしっこを吸い込んでいたという点です。
おしっこが含まれているおむつを洗った場合、そのおしっこはどうなるのか?
一旦洗濯機の中の水にリリースされたんじゃない?大丈夫?そこ、大丈夫???
他の衣類、おしっこ水で洗っちゃったんじゃない?
すすぎの終わりに、おしっこ柔軟剤を使ってしまったんじゃない?大丈夫???
ということはすごく疑問でした。
しかし、確認しようがありません。ずっしりと重いこのおむつに、おしっこが何%残っているのか、はたまた完全にリリースされちゃたのか・・・わからない。
そのため、使用済みおむつを洗ってしまった場合、おしっこはどうなるのかをしっかり確認するためには、おむつメーカーさんに問い合わせるしか方法がなさそうです。
しかし、おむつメーカーさんにわざわざ電話をして『おしっこが吸収されている状態のおむつを洗濯すると、そのおしっこはどうなるんですか?』なんて聞く勇気はわたしにはありません。
電話のお相手は、そっこーで『この人変態!!』って思うでしょうよ。
自分で自分のことを変態だと思っている人ならば、変態!と誰かに思われたってなんとも感じないと思いますし、変態だからむしろそういうのが快感なのかもしれませんが、わたしは自分を変態だと思っていませんので、メーカーさんに質問するのは嫌です。
なのでどなたか、わたしの代わりに質問してくださいませんか?そして回答を教えてください。
今更聞いたところで・・・という気もしなくもないですが、今後は絶対におむつは洗わない!という保証はないので、ここはきちっと知っておきたいところです。
おっちょこちょい洗濯物その3.足がいっぱいある虫
わたしは虫が大の苦手です。しかし、虫と関わらないで生活するのは不可能です。
夏場、家の中で遭遇する率が高い虫といえば、クモとハエですが、意外に細長くて足がいっぱいあるムカデみたいな・・・名前わかんないんですけど、だいぶグロテスクな虫も、けっこう家の中で発見することがあるんですよね。
この虫、さすが足がいっぱいあるだけあって、すばしっこいです。
うぎゃあああーー!!!!とわたしが雄叫びをあげている間にどこかに逃げてしまうのです。
あの日の朝もそうでした。
足いっぱいの虫が出現したことに気づいて、殺虫剤が置いてある場所までわたしが移動する間に、どこかに消えてしまったのです。
ああ、退治できなかった・・・。
また突然現れるのか・・・ああ、嫌だ・・・虫の行方が気になって、落ち着きません。
あいつが出てくるたびにわたしの心臓は1ヶ月縮まっているに違いありません。
しかし、いなくなったあいつが再び出現する時をドキドキしながら待っているわけにはいきません。今から洗濯をしたいし、掃除機もかけたいのです。
ドキドキしたまま、洗濯機の中に洗濯物を入れていきました。
その時です。
ん?
今、なんか、いた????
足いっぱいのヤツ、いたっぽくね???
なんとなく、です。なんとなくなので確かではないけれど、これから洗濯をする衣類の中に紛れて、足いっぱいの奴の姿がちらりと見えたような気がしました。
まさかね・・・
しかしわたしには、確認することができません。
洗濯機に入れた衣類を再び取り出し、足いっぱいのあいつがいるかどうかチェックするなんてことは、わたしにはできません。
そんなことをして、本当に足いっぱいのあいつがいたら・・・?どうすんのさ?
わたしの手を這って逃げるかもよ?眼の前に飛び出してくるかもよ??
そうなったらわたしの寿命は20年縮まってしまいます。
そこでわたしは決めました。
よし、確認はしないでこのまま洗濯をしよう。
後先考えない行動というのは、まさにこれです。
とりあえず、その時安心できるならそれでよし、と洗濯をはじめてしまいました。
しかし、いやーな予感がしまくっています。
ああ、洗濯しちゃったよ・・・。すげー不安だよ・・・。今頃わたしの服やパンツとともに、あいつが洗濯されているかもしれないんだよ・・・?
でも、勘違いかもしれない…。勘違いであってほしい…。
でも、まじでいるかもしれない。いや、いないかもしれない。いや、あれは確かに見た。いや、確かではない。いや、でも・・・わああああーーー!!!
不安なまま、洗濯終了のブザーがなりました。
そこでわたしはハッとしました。
おい、誰が洗濯物を干すねん!
・・・わたしやん!!!!
足いっぱいのあいつが本当に洗濯機の中にいたとしたら。
足いっぱいのあいつを洗濯しちゃったとしたら。
おそらく脱水の時・・・おそらく・・・ああ・・・足が・・・いっぱいの足がそれぞれ・・ちりじりに・・・ああ・・・ポケットティッシュのように・・・あああああ・・・・・・魔太郎・・・洗濯の恨みはらさでおくべきか・・・あああ・・・それをわたしが、干すの・・・???
自分のアホさ加減が嫌になりました。もしや?と思った時に、勇気を出して確認した方がまだましだったじゃん!
洗濯しちゃうより、ましじゃん!
嫌だ!足いっぱいの洗濯物を干すなんて、無理や!っていうか、足よりも頭と胴体だわ。うわあ---怖いよおおーーーーーー!!!!
足いっぱいのあいつがいるのかいないのか・・・。
確認する前の段階で、わたしの寿命は結局、20年縮まってしまったと思います。
覚悟を決めて洗濯物を取り出し、あまり凝視しないようにして洗濯物を干していきました。
ドキドキしながら、干しました。
そうして最後の1枚を干し終わって・・・結果、
足いっぱいのあいつは、いませんでした。
なんやねん!!!!!!!!
なんでやねん!!!
いや、良かったけども!!
良かったけども、なんでやねん!!!!!
おっちょこちょい洗濯物その4.ぎょう虫検査の紙
今は廃止になったようですが、かつてはぎょう虫検査というものがありました。
息子たちが保育園に通っていた頃のこと。
ぎょう虫検査の紙が配られました。息子が朝起きたらすぐに検査をしなければなりません。しかし息子が、やたらと嫌がるのです。2日間に渡ってやらなければならないので、まじ大変。
嫌がってぎゃーぎゃー暴れる息子と格闘の末、どうにかこうにか二日間の検査をすることができました。
やれやれ、これで保育園に提出できる。
わたしはホッとしながら、朝の支度をはじめました。
洗濯を回している間に、保育園に行く準備をします。
そうそう、ぎょう虫検査の紙も忘れないように持って行かなくちゃね!
・・・ん? どこやったっけ?!?!?!?!
ハッとしました。ぎょう虫検査の紙・・・確か、息子のお尻にくっつけて、それからいったんわたしのエプロンに入れて・・・それで・・・洗濯をはじめてそのときエプロンも一緒に洗濯し・・・・
あああああーーーーーーー!!!!
やっちまいました。やっちまいました。
ぎょう虫検査の紙を洗濯してしまいました。
しかも、息子のお尻に二日間くっつけた使用済みのやつ。ああ、洗濯してしまいました。ああ、やってしまいました。
洗濯終了のブザーが鳴り、慌てて確認すると・・・ありました。
しわくちゃのフィルムが出てきました。ティッシュのように魔太郎化はしていない。おむつのようにカービイ化もしていない。足いっぱいの虫みたいに気持ち悪くもない。
ただただ、フィルムがくっしゃくしゃになってました。
保育園にフィルムを洗っちゃったことを報告したら、保育園の先生、すっんきょうな声をあげました『はあああ???』って。
当時、育児に疲れ果てていたわたしの心が、その一言でぐっさりと深く傷ついたことは言うまでもありません…。
◇
さて。長々と書いているうちに、懐かしい記憶も蘇ってきて・・・今となってはお笑い草だなあと思いました。
けど油断は禁物です。ポケットティッシュの魔太郎化は現在進行形中。足いっぱいのあいつだって今年も出現する確率高し!!
洗濯機 油断禁物 侮るなかれ
魔太郎に なるもならぬも われ次第
・・・はい。うまいこと詠めたので、終わりにします。
この記事を読んで、「あはは、この人アホだねー」なんて言ってるあなたも、何かとんでもないものを洗ってしまうかもしれません! くれぐれもご用心ください!